照明がつくと、友君が白いシャツ、首元に白いスカーフ、カボチャぱんつのようなズボン、白い長靴をはいている。先ほどと髪型も変わりストレート。
月、光、私とぽつりぽつり話し始める友くん。
変わった格好で一体何が始まったのかと思っていたら、
心さんが登場してくる。
「ここにおられましたか、王子」
心さんのこのセリフで、友君が王子の恰好をしている設定で、黒い服を着た心さんが執事役なのだとわかり、クスクス笑い声が客席から聞こえる。
ギーナはどうした?と聞く王子。舞踏会ですと答える。
(ギーナは出来の良い友君の弟という設定)
騎士団の団長タッカと剣の稽古もしている王子だがタッカには敵わない。
タッカは練習すれば国王陛下よりもっと強くなると言うと王子に言うと執事に伝える。
強くなる為に古文書の中にある循環訓練法をすると良いと言う執事に
どんな訓練があるのかを聞く王子。
執事が王子にやって見せる。
大地との抱擁・精霊の目覚め・祝福の雨と言いながら一つ一つ見せるのだが、
これがひとつひとつ筋肉トレーニングになっていて、全力でお手本を見せる執事の様子が面白すぎて会場から笑いが起こる。
続ける事こそ人生で一番大事だという執事。
本当は執事は戦争ななくなる事を望んでいる。
素敵な名前の筋トレの見本は続く。
草原の白馬・白鯨の滝登り・灼熱の白鳥など次々に見本を見せるが、
王子はティータイムだと話をやめてしまう。
ギーナの家臣、カッサーナとノタに悪口を言われているのを聞いた王子だったが、私自身が変わらなければと言う。
執事は器を見るべきだと言い王子を励ますと王子もその気になり、
トレーニングをしようと言う。
強欲な天秤・最後の祈り・封印の石板と執事が見本を見せると王子は
ティータイムか。とトレーニングをするのをやめてしまう。
執事が王子に話したことのある話を聞かせてほしいと王子が尋ねる。
勇者の話を執事が話し始める。
自分と戦う一歩を踏み出す。
自分がその勇者だったとしたら、現状を見るとう王子に
それではいつか来る平和な日々が遠のく。王子は勇者なのだ。父上様のような国王になれると説得する執事。
その気になった王子に、今度は2つ山を越えた一本杉まで走ろうと言う執事に
またもやティータイムか。と言う王子。
争いを無くすための戦争は必要なのではないかと言う王子。
月を月足らしめているのは太陽ではなく人だ。
私は民を守るのにどうして民は私を守らない。
ひざまずけ!と執事に大きな声を上げる王子
そう、それでいいと王子がつぶやく。
夜の茶はうまくない。
朝目が覚めたら変わっているだろうか…。と王子がつぶやいてステージからはける。
月が…。と執事がつぶやく。
暗転
ところどころで月がどのくらい登っているのかというセリフが入るのですが、
どのあたりだったのか、月の高さがこの作品の重要なポイントになっている筈なのに…。