中学時代から不眠症を患い、睡眠薬を飲んでいたが、私はそれでも眠れなかった。
今でこそスマートフォンがあり、いつでも世界中の人と交流できるようになったが、約15年前の当時はスマートフォンなど存在せず、私のケータイはインターネットにも繋がらない状態だった。
そんな私は、寂しさを紛らわすため、深夜にラジオを聞くようになった。
深夜2時頃だろうか、お笑い芸人、
爆笑問題カーボーイというラジオ番組である。
私はこのラジオをとても楽しみにしていた。
私はラジオで、ギャグやお笑いのエッセイをメールで投稿するようになった。
私のギャグは何度か採用されるようになり、私は自分のギャグがラジオで読まれると、本当に嬉しかった。
ある深夜いつものようにラジオを聞いていると、私の書いたふざけたお笑いエッセイが、爆笑問題の太田さんに読み上げられた。
恥ずかしくて心臓がバクバクしたが、とても興奮した。
約3分くらいのエッセイである。
プロのお笑い芸人さんに、素人の私が書いたエッセイが読まれ、少し笑って頂けた。
それは本当に嬉しい体験だった。