私の地元の同級生のみかは、現在旦那さんと一緒に神奈川に住んでいて、男の子を妊娠中です。
中学生の時から今の旦那さんと付き合っていて、社会人3年目くらいの年に入籍しました。
みかは地元の私立高校に入学しましたが1年の夏休みから学校に行かなくなり、そのまま中退しました。理由を自分から聞くのはやめておきましたが、様子を見る限りいじめだったと思います。同じ女性の私から見ても、とんでもなく不器用な子で、周囲と衝突しがちで、中学でもいじめられていた時期があったのを知っています。知らないふりをしていましたが。
旦那さんが大学を出て、就職するとともに栃木に配属になり、みかは一緒に宇都宮に引っ越しをしました。そこから同棲を始め、フリーターと主婦業。
2年後旦那さんが神奈川に異動し、神奈川に引っ越し。同じくフリーターと主婦業をし、1年弱で入籍。ちなみに結婚式の新婦側の友人代表のスピーチを私が担当しています。入籍後は妊活にいそしみ、今年念願の男の子を授かりました。
もうひとつ似たような話を最近聞きました。
てらだくんの後任のえんどうくんは私の4つ下の25歳で、もうすぐ結婚するそうです。
彼女と出会ったのは大学生の時のディズニーランドのアルバイトで、付き合った3ヶ月後が入社の月で、中部地方に配属が決まりました。彼女は高卒のフリーターで、中部についてきたそうです。そこから同棲を始め、フリーターと主婦業をし、中部から関東に異動が出ると、アルバイトを辞めてまた一緒に関東に引っ越し。
まもなく結婚だそうです。
みかとは長年の友人ですが、正直今まで一度も羨ましいと思ったことがありませんでした。
私には勉強も就職も大切でしたが、みかは「女性に学歴なんていらない」と言っていて、価値観も違うなと思っていました。
ただ、心が温かくて芯のある子で、そこが好きでした。
私には昔からほしいものがたくさんありました。
そこそこの学歴と職歴、そこそこのお金と容姿、優しい友人と同僚、そこそこの学歴と職歴と家柄を持った旦那さん。仕事も恋愛もお金もそれ以外も全部ほしかった。
そのために、全部をそれとなくがんばってきたつもりです。
でも、みかとえんどうくんの彼女の話を聞いて思うのです。ほしいものはひとつに絞らないと手に入らないのかもしれないと。
彼女たちには学歴も職歴もお金もありません。でも私が手に入れられなかった結婚を手に入れています。
自分がフリーターだとして、社会人1年目の彼氏に自分から「一緒に住みたい」と言う勇気を私はきっと持てません。相手が望んでいるなら別ですが、そうでなければお荷物でしかないと感じてしまうからです。
好きな人の負担になりたくない。少しでも役に立っていたい。
その話を母親にすると「確かに負担かもしれないけど、それって幸せな荷物なんだよ」と言います。
でも私、「自分って幸せな荷物なんだ!」なんておめでたいことを(ごめんなさい)日々思えるほどポジティブではありません。きっとどんどん不安になってしまう気がします。
自分には何もないのにここにいていいのかと。だからといって、今の自分が男性にとって価値があるかと考えるとそれも疑問ですけど。
彼女たちに共通している、「彼と結婚して幸せな家庭を築く」という確固たる意志の強さが羨ましい。私は持っていないものです。
他に何もなくても彼と子供がいれば幸せ、と私は思えるでしょうか。
結婚したとしても将来離婚する可能性だってある。だから仕事も友人も大切にしたい。
でも人生に一回くらい結婚もしてみたい。それでも自分は他のものを全て捨ててまでそこに突き進む強い意志がない。
1年付き合った彼氏に「結婚は考えていない」と言われただけで心が折れるような弱い人間です。「ああ、また失敗した。この人じゃなかった」と思ってしまったのです。きっと彼女らなら、彼の気持ちを変えるよう努力したでしょう。
でも私は「私と結婚することは彼にとって不幸なことなんだ。じゃあ私も諦めて他の人を探さないと」という考えになったのです。
かずおのことは好きでしたが「どうしても結婚がしたくなったら別れよう」と、かずおとの結婚は早々に諦めていました。そして、ふられてしまいました。
自分にも相手にも代わりのいない人なんていないと昔から思っています。諦めも早いです。でもその結果が今なのかもしれません。
ほしいものはある程度は手に入れたのだから、結婚なんて贅沢品は諦めたほうがいいのかも、と最近はなんとなく考えています。

