なんで手に入らないものに執着するんだろう?やめればいいのに。なのになんでまだ好きなんだろう。最後に会ってからほぼまる2ヶ月。多分かずおはもう私のことを思い出しもしないだろう。部署異動でやりたい仕事につけて、毎日忙しく楽しく過ごしているんだろう。かずおは私と同じ部にいるときは比較的仕事は辛そうだった。ストレスで突発性難聴になったこともあった。自分なりにかずおを励まして、いつも心の底から応援してきたはずだけど、辛い時期を乗り越えて希望の部署に異動したかずおに私の存在は不要だったみたい。できることならずっと近くで応援していたかった。今はこんな仕事をしているんだよって、私が大好きだったきらきらの笑顔で話してほしかった。

でも私は去年の10月以降、ずっと自信をなくしていてかずおに寄り掛かり気味だったように思う。結婚したくないと言われて、自分はそれほど好かれていなかったんだ、結婚するような価値はないんだ、ってずっと辛くて。不安定で、仕事でも悩みがちになった。かずおはどちらかといえば男性的な性格でプライドが高く、頼りにされるのは好きだろうなと思っていたのもあって、よく相談してアドバイスをもらっていた。寄り掛かりすぎて崩れてしまったのかな。でもあのときの私は「かずおに愛されていない」という不安を「かずおに相談に乗ってもらう」方法でなんとかしようとしていた。うんざりされても仕方ないけど、私にとってもどうしようもなかった。「結婚したくない」と言われた回数の10倍くらい好きだと言ってくれなければ安定できないのでは?と思う。面倒な女だと思うけど、それくらい女性にとっては重要なことだと思う。でも10倍好きだといってもらえる女性ならそもそも結婚できたんだろう。

かずおと別れて、自分に価値なんてないんだという自信喪失の状態からは自然と解放された。ふられたら普通自信喪失するはずだけど、私の場合は逆で、もう結婚について悩まなくていい、自分は結婚したいのに相手はしたくないなんて惨めな立場から脱却できたんだと。ひとりになってみて、きっと私にもいいところはある、価値がないなんて思わなくていいとふんわりと思えるようになった。きっと周りの優しい人たちが私を支えて励ましてくれたおかげだ。そう思うと別れた意味はちゃんとあったと思うのに、なぜまだかずおを思い出して辛い気持ちになることがあるんだろう。「思い出す」ようになった時点で前進はしているけどね。忘れる時間もできてきたのだから。

この気持ちがあるうちは、せめて遠くから応援していよう。もう直接は言えないけど、かずおなら大丈夫。好きな仕事をして、素敵な人を見つけて、充実した人生を過ごしてね。

 

 

★楽天ルーム始めました。
失恋後のメンタルケアに役立ちそうなものや個人的に欲しいものをまとめています。