昨日 息子が帰国した

とりあえず 元気そうだが

こちらに来る前にも

インドに行き 

家族旅行でパタヤに行き

またインドに行きと

今月だけでも

ずっと飛行機での移動を

繰り返してるせいか

とても疲れている様に見える

元気もない

いつも 私には仕事は

上手くいっていると話していたが

内情は そうでもないらしい


息子は 今 タイにいながら

シンガポール マレーシア

ベトナム インドネシア

インド 日本を飛び回って仕事を

している


初めての海外派遣で

今年2年目になるが

最初から引き継ぎもなく 

手探りで 今まで 仕事してきた


昨年7月 社長と言う役職に

ついて赴任した人が 

仕事に飽きてしまい

まったく働いてくれなくなった


元々 別の会社を定年退職後

本人は もう仕事はいいかな

と思っていた所に

頼まれて一年の限定での契約らしい


そのしわ寄せは 息子にくる

仕事が集中し

やってもやっても終わらない状態


おまけに 

日本の会社のある上司から

真夜中に電話やメールが来て

無理ぶりな仕事を押し付けてくる

自分はまったく

関わらずサポートもせず

上手く行けば その成果を横取り

出来なければ 足を引っ張るために

上層部への告げ口 

謂れのない罵倒

などが続いているという


この令和のご時世に

昭和のドラマに出て来るような

事が実在している


幸い 親会社の社長と

息子は 懇意にしてるので

今のところそれ以上の

手出しは出来ないし

攻撃してる人を抑える

手立てもあるからそれはまだいい


これから先のことを考えると

色々 気が重くなるらしい




中小企業では 未だに 

50代 60代の昭和世代が

変な力を振り回している

上司にはおべっかを使い

部下には圧力をかける


そして 何かで問題になって

出世する道が閉ざされたと分かると

クビにならない程度に

定年までやりたい放題


ある程度 仕事の出来る 

30代、40代は

そんな会社は見限り転職する

息子が尊敬していた先輩も

辞めてしまった


新入社員が入っても 

今の若者は 海外赴任を嫌がる


海外赴任を打診されると

サッサッやめて転職するらしい

なので海外赴任が出来るような

若い世代が育たない


海外市場への参入は

会社が生き残るために

欠かせないというのに


今の状態でこの会社の未来が

見えないと息子は言う


転職も考えるがどの会社も

似たようなものかと考えもする


今のところ 後任者がいないので

人事部長や管理部長がタイまで来て

辞めないようにと説得されたらしい

パワハラされている事も

薄々 伝わってるらしい 


息子も今すぐにではなく

今は スキルを身に着け 

お金を貯め 状況を見て

数年後 どうするか考えたいという


正直 驚いた

どの会社にいても 

多少嫌な事があるだろう


息子がいう

圧倒的に人が足りない

人材が育だっていない 


日本は人材不足なら

海外の人を入れたら良いというが

今 息子がタイ人スタッフと

仕事して感じることがあるという


確かに仕事はある程度 出来る 


だけど 指示された事しかやらない

二人でこの仕事をやってと言うと

仕事の配分をどうするで揉めて

肝心の仕事が進まない

協力して 思いやって

ということはない


前回 やった同じ仕事でも

指示されない限り

自分の仕事とは思わない


急ぎの仕事が残っても

時間が来れば終了


この人の仕事はやりたくないと

気持ちで仕事を選ぶ


指示と後確認が一つ一つに必要で 

前に同じ仕事やってもらったから

大丈夫だろうと任せても

これは自分の仕事じゃないと

勝手に判断して放置したりするので

気が抜けない


出世欲はないので

お給料貰えればそれでいい


もうこれは国民性だからしかないと

息子は言うが・・


話を聞いていて ちょっと思った

これって日本のZ世代も同じかな


会社の犠牲にならず

自分の人生を大事にしたい

そういう考えの人が増えたと思う

それは間違ってはいないし

大切な事だと思う

だけども しかし・・・

誰がその分を補うのか?

仕事を回すのか?


部下を使うことの難しさ

昭和の仕事風が抜けない上司

その板挟み

そりゃ 大変だわ


息子の話は まだまだ続いた