こんにちは!

 

「自分をハグするように自分を愛する」ことを理念に、

中目黒で『美髪トリートメントサロン 育-HAGU-』を運営している

フリーランス美容師のえりこすです!

 

 

 

 

 TODAY'S
 
《セッションでの出来事⑤》"お姉ちゃん"という役割
 

先日のスリーインワンセッションの続き。

 

 

    

<スリーインワンとは>
スリーインワン コンセプツは、身体からのバイオフィードバック=筋反射で身体と会話しながら、催眠をかけることなく年齢遡行し、100以上の手法の中から、その時その人の状況に合った方法を選び、トラウマの解放や、心身のバランスを整える応用キネシオロジーです。


 

【注意】

「京子さんのセッションの申し込み方法を教えて欲しい」

というご連絡を多々いただくのですが、

京子さんは基本的に個人LINEで繋がるしか方法がなく、

私が実際に面識のある方のみにしか紹介できないようになっております。

ご了承ください。

 

 



 

 

前回の続き。

 

 

それまでの記事はこちら▼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京子さんと父とのことを話した。

 

 

明るかった父。私をたくさん愛してくれた。

 

 

美容師になると決めた時、

美容師の家系で育った父が一番に応援してくれたこと。

 

母とは盛り上がれない仕事の話を

父とは盛り上がれたこと。

 

 

お酒が入ると気性が荒くなることもあったが、

何があっても、父は私の味方だったし、

私も父の味方だった。

 

 

 

55歳で亡くなった父。

当時、私は26歳。弟はまだ19歳の大学1年生だった。

 

 

父が亡くなった時のことを京子さんと話していたら、

涙が止まらなくなった。

 

 

10年経っても、まだ傷が癒えていないのかもしれない。

もっと早く体調の異変に気づいていれば、

父は亡くならなくて良かったのかもと思うと、

自分自身を責めてしまう。

 

 

父の病気がわかってから、

仕事をしながら毎日のようにお見舞いに行っていた。

 

 

父が亡くなってからは、

「家族の中では一番稼いでいるのは私だから、なんとかしなきゃ」

という気持ちが強かった。

 

 

「背負ってるものがすごく大きかったのね。偉かったわね。」
 

 

京子さんにそう言われ、

自分のしていたこと(事実的にはそんなに多くのお金を家に入れていたわけじゃないけど)は、すごいことだったんだと改めて気づいた。

 

 

元々稼ぐ能力があった私は、学生時代からお小遣いがなかったので、

高校生の頃からバイトで1ヶ月で20万近くは稼げてしまうような人だった。

(就職してからは稼げなかったので、会社員が本当に向いてなかったんだと思う。)

 

 

 

「その頃から自立心が強かったのね。だけど、稼ぐってエネルギーじゃなくて、もっと女の子としての幸せを考えられたらよかったかもね。」

 

 

「「お母さんみたいじゃ幸せになれない」って思ったのかもしれないわね。」

 

 

「はい。だから母のように弱くて誰かに依存的にならないようにしようって決めたのかもしれません。」

 


「だから、「女性として大事にされていい」っていうのが、あまりないのかもしれないわね。お母さんより幸せになっちゃいけないって思ってるみたいね。」

 

 

 

母のように、自分で稼げないと自由になれないと思っていた。

そして、誰か依存しないと生きていけない母を、

不幸だと思っていたのは私だった。

 

 

そんな不幸な母をさらに不幸にしていたのは私だと思っていたから、

母よりも幸せになってはいけないと思っていたのかもしれない。

 

 

 

「”お姉ちゃん”って言われて、どうしなきゃいけないって思ってたの?」

 

 

「”頼りにならなきゃ”とか”稼がなきゃ”って思ってました。」

 

「自分の分は自分でなんとかしなきゃと思って生きてきました。」

 

 

「だから頼れないんだね、男の人に。」

 

 

京子さんにそう言われて、はっとした。

そう、私は人に、特に男性に頼れない。

 

 

「本当は(えりさんは)構ってほしいし、頼りたい人だと思うんだよね。」

 

 

「だけど、それをすると、その人の時間を奪ってしまいそうで悪いなって思っちゃうんです。」

 

 

「そこまで考えちゃうのね。好きな人だったら、きっとえりさんのことを構いたいし、頼ってほしいと思うわよ。」

 

 

「けど、相手が頼ってほしいと思ってると思えないのは、自分がそうさせてるだけなのよ。」

 

 

京子さんとの会話は、次第に恋愛の話になった。

 

 

「相手にとって、役に立たなきゃいけないって思ってるのかしら?」

 

 

「思ってます。わざわざ呼び出すとかはできないです。」

 

 

私は、特に好きな人には、用事がない限り誘えない。

 

 

「自分にすごく規制があるのね。相手のことや周りのことを考えなきゃってのが入っているのかもね。」

 

 

「すごく慎重だと思うのね。失敗しちゃいけないとか。」

 

 

そう言いながら、京子さんは私の身体に何かを問いかける。

 

 

「”お姉ちゃん”とか ”奥さん”とかの役割があると、自分の気持ちが出せなくなっちゃうみたいね。というのも、丹田にある第2チャクラが閉じてるから、自分で選んでやり遂げるエネルギーが閉じてるみたいね。」

 

 

「本当は女の子として可愛がって欲しかったのに、”お姉ちゃん”という役割を持ったことで、自分の気持ちを無視して、頑張ってきちゃったみたいね。」

 

 

「えりさんはいつも周りを大事にしてきたんだろうけど、1番に自分を大事にしていいんだからね。」

 

 

そう言われて、私の会社の理念を思い出した。

 

 

私の会社名は、『株式会社 育-HAGU-』。

 

「自分をハグするように、自分を愛する・大切にする」

という意味が込められている。

 

 

私が起業しようと思った時に、

自分自身を1番に考えて大事にしたいと思い、

その想いを忘れないため、

何か悩んだ時にいつもこの理念に立ち返れるように、

この会社名にした。

 

 

結局、この理念に尽きる。

それくらい、幼い頃の私は、

自分自身に「自分を大切にする」というのが

足りないものを知っていたのだろう。

 

 

そして、潜在意識の私は、

その足りないものは、一生足りないままなのではなく、

本当は自分の中にあることを知っていたのだろう。

 

 

だから、こうして理念になっている。

 

 

 

さらに京子さんはこう続けた。

 

「自分の気持ちではなく、周りに繋がってしまって、本当の自分のワクワクする気持ちに蓋して生きてきちゃってる感じがするから、ちゃんと本来の自分と繋がるようにしようね。」

 

 

「そうすれば、ちゃんと感情を感じて何かを成し遂げることもできるし、相手がどうであれ、好きなものを好きって思えるようになるからね。」

 

 

「自分の好きなものを手に入れていいからね。」

 

 

あれ?私、好きななものを手に入れてなかったのかな?

最後の言葉が、とても意味深だった。

 

 

その後、この言葉が意味することが、ようやくわかった。

 

 

(つづく)

 

 

 

 



 

 

なかなかまとまらないシリーズですが、

最後までお読みくださりありがとうございます。

今日も素敵な1日をお過ごしください♡

 

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Photo by 清水翔平

 

 

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