優しいがキーワードに出る星には
偏財、印綬などがあります。
けれども偏財の優しさ、印綬の優しさは
優しさと言っても種類がまったく違います。
偏財の優しさはすべての人を平等に考える優しさですし
印綬の優しさは目の前の相手に対する優しさです。
他の通変星が優しくないかというと
そうではありません。
比肩は放っておくのも優しさだと思っていますし
劫財は実は面倒見がいいです。
食神はあっけらかんとした明るさに救われるし
傷官は不器用ながらもきちんと気遣ってくれます。
正財は一見冷たそうに見えるけど誠実に接してくれますし
偏官はスラムダンク的な優しさ
正官は目先の優しさよりももっと大きなものを見てますし
偏印はみんな違うところを認めてくれます。
これもみんな形を変えた「優しさ」です。
相手を優しいと思えないときは
自分が望む優しさを相手が提供しなかったときです。
自分は丸い形の優しさが欲しかったのに
相手が渡してきたのは四角い優しさだった。
そんなときに相手のことを優しくないと思うのでしょう。
そして優しさを差し出した相手に怒ることもあるでしょう。
また、優しさを受け止めてもらえなかったことで
相手は深く傷つくかもしれません。
そうやっていくうちに、どんどん距離が離れていくのです。
傷ついて優しくしてほしいと思っているときに
相手のことまで気遣えとは思いません。
けれども相手が本当に優しくないわけではないかもしれません。
自分も相手もそれぞれ
違う優しさを持っている。
そんなふうに考えると人間関係の悩みは
ちょっと減るかもしれません。
通変星も含めたそれぞれの性質、特質は
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