こんなこと起きるはずないわ〜と思っていたことが
自分の身に起きました。
ツイッターで時々見かけていた
「羽田と成田を間違った」という話。
大阪の空港は伊丹空港（大阪国際空港）と関西国際空港。
羽田と成田なら名前が似てるし、間違えることがあるかもしれないけど
大阪の空港で間違うことなんてあるはずないよねーと思っていました。
はい、間違えました。
伊丹空港に着いて電光掲示板を見たときに
自分の乗る便の時間がなかったんですね。
あれ？JAL見てる？と思っていたのですが
（ANAだったので）
アプリを見直して真っ青になりました。
大阪（関西）って書いてある！！！！！
こういうタイプの迷子は初めてだぞ！？！？！？
一応言い訳をしておくと
伊丹空港の正式名称は「大阪国際空港」
空港までの路線検索をしていたときに
「大阪空港／伊丹空港」となっていたのが
頭の中でごっちゃになって伊丹だと思い込んでいたのだと思います。
（ITMとKIXだったらさすがに間違わなかったよ…）
時間はそのとき６時３５分くらい。
飛行機の出発は７時４５分。
私にしては早く着いたので
朝ごはん食べて、お土産見て…と思っていたのが全部すっ飛びました。
最初に向かったのがリムジンバス乗り場。
これなら早いのでは？と思ったのですが
関空行きはまさかの７時出発。
それではたぶん間に合わない。
ツイッターの「羽田、成田を間違えたツイート」で学んでいた（？）ので
次に向かったのはタクシー乗り場でした。
これが！！！わからん！！！！！
普段タクシーを使わないので
細かい地域分け（〇〇方面行きってやつです）が
もはや意味不明。
半泣きで関西空港行きを探していたら
「どないしたん」と運転手のおっちゃんから声をかけられました。
「空港間違えました！！！関西空港まで何分かかりますか！？！？！？」
どんな顔していたのか思い返したくもないのですが
ものすごい必死に聞いた（というか食ってかかった）とき
遠方行きの他の運転手さんに声をかけてくださって
「ほら、間に合わんくなるから早よ行きー」と送り出してくださいました。
おっちゃん、神か。
赤べこみたいに「すみません、ありがとうございます！！！」とぺこぺこしながら
タクシーに乗り込みました。
心の中はずっとこんな感じ
「運が良かったねー。１時間遅かったら渋滞で絶対あかんかったで」
「ほんでもギリギリやと思うわ」
そう、私は悪運が強いのです。
運が良いわけではありません。
運が良ければこういうことは起きません。
運転手さんにいろいろなぐさめて（？）もらいながら
次に関空に電話をしました。
ANAのスタッフの方にどうしたらいいか指示を仰ぐためです。
ANAのデスクの電話番号はすぐに見つからなかったので
関西国際空港のサポートデスクに電話しました。
そこで発覚したのは
ANAのデスクが開くのは８時。
飛行機、出発してもーとるがな。
サポートデスクのお姉さんに食い下がって
どうにかつないでいただけないかとうかがったのですが
（大変申し訳ありませんでした・・・）
朝の６時、７時台ではおつなぎできる番号はないそうです。
タクシーに乗り込んでしまったので
私に残ったできることといえば
間に合うように祈ることと
お金の確認をすることくらいでした。
飛ぶように上がっていくメーターに脂汗を流しながら
「クレジットカード使えますか…？」とうかがったところ
大丈夫ですよーと言っていただけたので本当によかったです。
ついこの間フェスで来た泉大津のあたりで
たしか７時１０分か１５分くらいだったと思います。
Googleマップで残りの距離を見て白目を剥いた私は
もう一度空港に電話しました。
答えはさっきと同じ。
到着してから航空会社の方と直接お話ししてくださいとのことでした。
保安検査の締切は
ANAの場合は出発時間の２０分前なので７時２５分。
正直、無理かもしれんと腹をくくりました。
到着したのははっきりと覚えていないのですが
７時２５分かその１分前くらいだったと思います。
支払額を見て再び目をひん剥きました。
２３，０００円（高速代金含む）
そんだけあったら、新幹線でも飛行機でも乗れるがな。
タクシーのおっちゃんに
「がんばって粘りぃや！」
と声援を受けながら、
キャリーケースを引っつかんで走っていきました。
というのも、タクシーが到着できるのは４階の国際線の発着場。
国内線は２階。
エスカレーターをキャリーケース引っつかんで駆け降りるなんて
この先二度としたくありません。
ANAのカウンターに到着して
「７時４５分出発の便の者です！！！空港間違えました！！！！！」
とすみません赤べこになりながら伝えました。
緊張の走るカウンター。
なりふり構ってる余裕すらない私。
空港スタッフの方は素晴らしく優秀でした。
すぐにあちこちに連絡し始めました。
その間にも預け荷物はあるのか
搭乗券を見せてくださいなど
テキパキと進めてくださいます。
ここでちょっと一悶着したのが
私のハサミがついたキーホルダーでした。
これ、父の形見なんです。
なので、飛行機で行くときは
これを機内に持って入れないので
どれだけ荷物が少なくても預けることになります。
地上スタッフさんの「廃棄いただけますか？」には
何でもさせていただきます！と赤べこモードになっていた私でも
さすがに頷くことができませんでした。
スタッフさん間であれこれ調整してくださった結果
そのまま行ってくださいとなりました。
預け荷物を預けずに持って走ったのは
初めての経験でした。
そのまま保安検査場に向かい
やはりそこでも問題になる私のハサミ。
スタッフさん間でここでもあれこれやりとりをしてくださって
ANAのカウンターから一緒に走ってくださったお姉さんが
「私がエレベーターで降ろします」
と預け荷物を持って走っていき
私は飛行機の最終搭乗真っ最中の搭乗口に
別のお姉さんと走って行きました。
そんなこんなで何とか東京に無事たどり着きました。
ここで覚えておくべき教訓は
伊丹・関空間のタクシー料金は
有料道路の料金含めて２３，０００円が目安
ということです。
ここたぶん、うっかり者コンテストの筆記試験に出ます。
ちなみに渋滞したらもっとかかるらしいです・・・ひいいいい。
間違えへんわ〜と思われる方も
飛行機に乗るときはお財布に３０，０００円入れときましょう。
たぶんそれは安心料です。
関西国際空港のANA地上スタッフの皆様
大変お世話になりました。
本当にありがとうございます。
でも私の心臓が持たないので
次回は新幹線にするかもです（申し訳ない・・・）
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