たとえば身近な例でお金の話。
何かを支払わなくてはいけないことがあって
でも自分の手持ちのお金が足りないなあって思うとき。
いったい何から削っていくでしょうか？
毎日飲んでいるコーヒーでしょうか？
合間につまむお菓子でしょうか？
普段だったら乗る電車やバスに乗るのをやめて歩くことでしょうか？
自分が何かしなくてはいけないのにお金が足りないとき
人は身近で小さなことからやめていきます。
本当に必要がなくて
やめられて良かったと思うものもあるでしょう。
けれどもそれが日常的な我慢につながっていくこともあります。
なくても大丈夫だし、他人からしたら一見無駄に見えるかもしれない。
でも、ひとりの時間が必要な方がいらっしゃる。
ほっとできる時間が必要な方がいらっしゃる。
かわいいなあって思うものが必要な方がいらっしゃる。
どこかへ出かけないといられない方がいらっしゃる。
ささやかな自分への投資を敵視してしまい
本来見るべき浪費を見て見ないふりをする。
だからどんどんイライラがつのって
ますます自分の思うように回らなくなっていきます。
あなたが今「こうしなきゃならない」と思ってるものって
本当に必要なものなのでしょうか？
自立心の星（比肩・劫財）を持つ方なら
本当は引き受けなくてもいいもので
自分の時間を浪費しているのかもしれない。
遊び心の星（食神・傷官）を持つ方なら
本当の自分の表現から逃げて
誰かの作品に傾倒するかもしれない。
食神だったらわかりやすく食べ過ぎるかも。
人脈の星（偏財・正財）を持つ方なら
本当は必要ない集まりに出るために
自分のささやかな喜びを犠牲にしているのかもしれない。
行動力の星（偏官・正官）を持つ方なら
本来の望みから目をそらすために
無駄な行動で自分を満たしているのかもしれない。
知性の星（偏印・印綬）を持つ方なら
本当に考えなければならないことから逃げるように
今は起きていない先の心配ばかりしているのかもしれない。
命式の黄色の枠の部分を見てみてください（この例で偏官、正財、比肩、偏印）
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小さなところから減らすのも大事だと思います。
けれども必要ないはずの大きなものを残す言い訳として
小さなところを削って「私、できてるから」って思うのは
自分自身に対して失礼なんじゃないかなと思います。
本当のあなたの望みは何でしょうか？
あなたが本当に減らさなくてはならないのは何でしょうか？
自分の本来の望みをごまかすために
やり続けていることもあると思います。
自分の心にていねいに寄り添って
これは必要？不要？と問いかけてみてください。
自分ではピンとこないなと思われたら個人セッションにいらしてください。
必要なものを見つけるお手伝いをいたします。
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＜参考記事＞
・お金がやってこないときは表面上の問題だけを解決している状態
