占い師の伊藤 恵利子です。
気がつけば通変星シリーズとなっているここ数日の記事。
今日は知性の星について。
知性の星は【印綬】と【偏印】になります。
※ご自分の命式を知りたい方はこちらから。
生まれ落ちたときから
私たちは様々なものを学びます。
肺で呼吸すること。
目に映るもの。
口を、指を、そして五感を使って。
私たちは1つ1つ確かめていきます。
その対象は自分自身からそれ以外の存在へ
家族から社会へ
成長とともに範囲は広がっていきます。
学校で教えてもらうという学びもあれば
自ら外に出て知識を取りに行く学びもあります。
星でいうと
印綬は学校での学び
偏印は外での学び
というイメージがあります。
私は主星が偏印だからか、この偏印という星が好きです。
偏印は例えるなら
インドまで経典を求めた三蔵法師や
遣唐使とともに中国に渡り仏教を学び、持ち帰った最澄や空海。
彼らがいなければ、いまの仏教はなかったのかもしれない。
見知らぬ土地へ知識を取りに行く。
はたから見れば、それはただの無謀としか映らなかったでしょう。
けれど【知りたい】その一念で
彼らは自らの命をかけ、遠い場所まで行った。
その勇気が偏印を持つ人たちには
受け継がれているように思います。
そして印綬のすごいところは
自分たちに受け継がれた知識だけでなく
その彼らが持ち帰った知識をも咀嚼し
自らのものとしたこと。
印綬たちによってわかりやすい形となった知識は人々に受け継がれ
今日まで伝えられているのだと思います。
このマンガに出てくる最澄と空海がもろ印綬と偏印
知性を持つ人は、やはり知識が弱点となります。
自分や他者からの知識に振り回されて
自分の本音を見失いがち。
知ることは力となるけど
知っているからこそ動けないこともある。
あなたのその知性を大事に使ってほしいと思います。