阪神などが今秋のドラフト1位候補に挙げている中大・沢村拓一投手(4年・佐野日大)が、日米14球団のスカウトが見守る中で、神宮球場での学生野球最速となる157キロをマークした。8回5安打1失点と好投し、リーグトップタイの今季3勝目を挙げ、存在感をアピールした右腕。巨人などライバル球団も熱視線を送る“金の卵”の争奪戦は、一層激化しそうだ。
◇ ◇
東都では異例の8000人観衆で埋まった神宮が沸き立った。一回2死。剛速球がうなった。沢村は3番・木村の内角にこん身のストレートを投じた。スコアボードの球速表示は「157キロ」。自身が持つ大学生神宮最速を1キロ更新してみせた。
自己最速について「スタンドのどよめきは聞こえなかった。スピードに関して興味はないので」とまったく関心を示さなかった。記録よりも、チームの勝利に貢献できたことが何よりもうれしかった。同じくドラフト候補の東洋大・乾との対決を制し「相手はエース。大事な試合というのは分かっていた。初戦を勝つのが僕の役割なので。気持ちが入っていて、負ける気がしなかった」と会心の勝利を振り返った。
剛球だけではない。緩急を巧みに操った投球が身上だ。150キロ台の直球に140キロ台のフォーク。さらに110キロ台のカーブを効果的に交ぜ、東洋大打線に満足なスイングをさせなかった。元プロで現役時代に完全試合を達成したことがある高橋善正監督(66)は「少しずつ成長している。変化球も投げていたし、いい方向に進んでいる」。普段、辛口の指揮官が珍しく合格点をつけた。
沢村は最終学年を迎え、精神面でひとまわり成長した。副将のポストに就き、主将の鮫島とともに先頭に立って、チームを盛り上げている。「去年までは完投したい、完封したいと思っていた。今は完投よりも、チームが勝てばいいと思う」。強い責任感と高いモチベーションで、リーグ最多タイの3勝目を挙げた。
右肩上がりで進化を遂げる剛腕に、日本12球団米国2球団のスカウトがネット裏から熱視線を送った。阪神の菊地東日本統括スカウトは「力だけでなく、緩急をうまく使えるようになった。ピッチングの幅が広がっている」と評した。
すでに巨人は4月13日、中大リーグ初戦を清武球団代表が視察するなどマークを強化。早大・大石、斎藤、仏大・大野ら大学生が豊作の今季、各球団ともドラ1の絞り込みは“難航”必至だ。
大学創立125周年を飾るべく、獅子奮迅の活躍を誓う沢村。「まだコントロールに課題がある。次までに修正したい」。今秋ドラフトの超目玉は、周囲の喧騒(けんそう)をよそに地道に腕を磨く。(2010年5月4日)
デイリースポーツ
すごいね~東京6大学が盛り上がっています![]()
私は関西学生野球を取材してましたが、もし東京の大学に進学してたら、きっと東京6大学の虜になっていたでしょう笑
大学野球の人気が東京ばかりに集中しているのが悔しくて、私は関西の大学野球を追いかけてました。
でも、東西には素晴らしい選手、未来のスターがたくさんいます![]()
これからもその彼らにスポットを当てることに貢献したいです![]()
そのために、今から努力することがたくさんある![]()
私もがんばるぞーー![]()