トニーは信じられない、と言う表情で、そーと名前を呼んでみた、
「エ、エリー
」
」 すると、その女の子は声の持ち主を探すようにと上を見上げた。
「やあ、トニー」女の子はニッコリとした笑顔で、少しもびっくりした、という素振りは見せなかった。
「あなたも来ていると思ったわ。しかもあたしよりも一足早くね。」
エリーは自信たっぷりに言った。
昔からエリーは明るくて自信家で、たまには自信過剰の時もあった。
トニーは少し戸惑ってから、やっと口を開いた。
「やっぱりエリーなんだね」
「なによ、トニー
まさかあたしをあたしではない、と疑ってたの
」
まさかあたしをあたしではない、と疑ってたの
」 エリーの笑顔は少し曇ったように見えた。
「あたしと二年間も隣同士で座っていたというのに
」
」 「そ、そういえば、あの柱に足を突っ込んでみたけど、何も起こらなかったよ。」
トニーは慌てて話題を変えた。
「聞き間違えではないでしょうね」エリーは不可解な顔に変わった。
「足を突っ込んだ
あしを
あんたは「ハリーポッターと賢者の石」の映画をちゃんとみたの
映画では上半身を先に突っ込んだはずよ
」
あしを
あんたは「ハリーポッターと賢者の石」の映画をちゃんとみたの
映画では上半身を先に突っ込んだはずよ
」 エリーが思いっきり話し終えるまで訳がわからなかったが、最後の一言でようやく分かった。
上半身からだ。
つづく




