↑こちらの続きになります╰(*´︶`*)╯♡
宇野side
あの報道があってから、今日で4日目。
隆弘くんとは、私が送ったメールを最後に、連絡が途絶えてる。
やっぱり迷惑だったのかな…
ライブ行きたいなんて、図々しかったかな?
でも忙しいだけかもしれないし…
隆弘くんのことだから、きっと返信くれるよね。
私は強くなるんだ。
だから、彼の言葉を信じて待つだけ…
そんなことを考えながら、今日も朝の満員電車に乗り込む。
そして、いないと分かっていても、彼の姿を探してしまうんだ。
…しばらくは会えない、という現実を突きつけられ、また落ち込むだけなのに。
小さく溜息をつき、窓の外に目を向ける。
仕事に没頭したり、料理もいつもより凝ってみたり、自分磨きに精を出したり…
隆弘くんのことは、なるべく考えないようにしてた。
でも、ふとした瞬間に、どっと不安が押し寄せてくる。
数ヶ月前までは、電車で目が合う…たったそれだけの関係だった彼。
初めて声を聞いて
名前を知って
彼のことも知って…
そして、恋に落ちた。
Nissyを応援したいのに
隆弘くんと会いたくてたまらない。
隆弘くんと出逢って、こんなに我儘な自分がいることを初めて知った。
こんなに苦しい恋があるなんて、初めて知った…
〜〜♪
突然、メールの着信音が鳴る。
隆弘くんかも…という淡い期待を胸に、急いで画面を確認する。
久しぶり!チケット取れたよ!今度送るね!!ファイナル公演だけど大丈夫??
彼からのメールに、涙が出そうなほど嬉しくなる。
隆弘くんからメールが来たこと。
そして…もうすぐNissyに会えること。
この2つの事実が嬉しくて、ついついすぐに返信を打ってしまう。
久しぶり!元気??
チケットありがとう!大丈夫だよ!楽しみにしてるね☆早く会いたいなぁ。
一気にここまで打って、少し考える。
う〜ん…
やっぱり最後の文は辞めとこう。
あっ!ヤバイ!
…と思った時にはもう遅い。
削除と間違えて、送信ボタンを押してしまった。
会いたいなんて言ったら、彼を困らせちゃうじゃんか…
このままではいけない。
そう思い、もう一度指を動かす。
忙しいだろうし、返信お構いなくd(^_^o)無理しない程度に頑張ってね!
「次は〜六本木〜」
これだけ打って送信したところで、電車のアナウンスが流れた。
本日2度目の溜息をつき、人の波に押されるようにして電車から降りる。
強い私でありたいと願うのに…
やっぱり私、貴方がいないとどんどん弱くなるみたい…
ダメダメ、溜息ついてたら幸せ逃げちゃう。
顔を上げて大きく息を吸い込むと、春はもうすぐそこ…というような外の空気だった。
…この時の私は、まだ知らない。
隆弘くんが、私のために歌を作ってくれているなんて。
最後の文で、まだ君が頭の中に流れて来たあなた様、正解です♡(誰こいつ)
彼、隆弘くん、Nissy…
実彩子ちゃんの西島さんの呼び方にこだわりつつ、この彼マホ執筆中のえりでございます。
ことも そうなんちゃうかな〜と思う時があって、勝手に嬉しくなってました♡笑
更新遅くなってすみませんm(_ _)m
W受験生の ことえり ですが、これからも彼マホよろしくお願いいたします!!