今年上半期のマイブームがメキシコ産のハネデューメロン
メキシコ産のハネデューメロンは年々安くなってるような気がしますが、今年は特に安くて1玉250円~200円前後のこともあって、私を幸せにしてくれる果物で~す
<ハネデューメロンの雑学>
左の画像がハネデューメロンです。
表面はつるっとしていて、マスクメロンのような網目模様はありません。 形はごらんのような楕円形をしています。
果肉は乳白色又は薄緑色で多汁。
果肉は厚くて食べごたえがあります。
糖度は12度から16度。 甘みの大変強いフルーツですが、その割にはさっぱりとした風味があり、食後に爽快感をもたらします。
一年中輸入されていて、メキシコ産が11月~6月、アメリカ産が7月~10月となっています。
さて、そのメキシコからのニュースです
麻薬密輸の地下トンネル発見、男女10人逮捕 メキシコ (2011.08.14 CNN.co.jp)
メキシコ軍当局者らによると、同国北部バハ・カリフォルニア州の米国との国境付近で12日、米国側へ通じる麻薬密輸用のトンネルが掘られているのが見つかった。 掘削作業中の男9人、女1人が逮捕された。
トンネルは未完成で、長さ298メートル、幅1メートル、高さ2メートルほど。 米国側へ約100メートル侵入していたものの、出口は開いていなかった。
入り口付近の祭壇には、麻薬密輸業者らの間で信仰が広がっているとされるサンタ・ムエルテ (死の聖人) の像や、麻薬関連の道具が置かれていた。
今、メキシコ政府が麻薬戦争を戦っていることは、新聞報道などで知っていましたが、麻薬密輸業者らの間で信仰が広がっているという 「サンタ・ムエルテ (死の聖人)」 のことは、このニュースを読むまでまったく知りませんでした。
左の画像が、英語版 (English) とスペイン語版 (Español) のウィキペディアに掲載されていた 「Santa Muerte (or Santísima Muerte、サンタ・ムエルテ)」 です。
英語版 Wikipedia
,の記述によると、サンタ・ムエルテは、 「probably a syncretism between Mesoamerican and Catholic beliefs.」 とありました。
これを解りやすく翻訳すると
「コロンブスによる新大陸発見以前の 『メソアメリカ』 と定義されているメキシコと中央アメリカ北西部の農耕民文化ないし様々な高度文明 (マヤ、テオティワカン、アステカなど) が繁栄した文化領域に存在していた土俗信仰と、スペイン人がもたらしたカトリック信仰が 「syncretism (融合)」 して生まれたのがサンタ・ムエルテ (死の聖人) 信仰だろう」
といわれているのだそうです。。。
なんだかまわりくどい訳文になってしまいましたね
勇気をもってもっと単純化した言い方をすると、「中央アメリカ先住民の死生観とカトリックの聖人崇敬が融合して生まれたのが、メキシコのサンタ・ムエルテ信仰」 というわけです
ウィキペディアにあった画像をあと2枚貼りますね
サンタ・ムエルテは、神の命を受けて人の死を支配する 「聖人」 とされていたのですが、最近ではどんな願いもかなえてくれる便利な神様、として信仰する人が増えているのだとか。。。
左はスペイン語版ウィキペディアにあった画像ですが、「Santa Muerte, "Santisima Muerte" o "Niña Blanca"」(サンタ・ムエルテ、または 「白い少女」) という説明がついていました。´´
サンタ・ムエルテは女性だったのですね
900人の殺害に関与したメキシコの殺し屋組織のリーダーを逮捕 (2011年08月14日 GIGAZINE)
メキシコというとアメリカ合衆国の南に位置する国で、アカプルコのようなリゾートがある陽気で明るい国というイメージがありますが、その一方で近年は麻薬組織が圧倒的な武力を持っていることもよく知られており、麻薬組織による攻撃で署長らが殺害され残った警察官が全員辞職 したり、警察官が一人もいなくなってしまったため大学で犯罪学を学んでいた女子大生が警察署長に就任(ただしこの女子大生もアメリカへ亡命) したりという事態が発生しています。
事態は悪化の一途を辿るばかりでしたが、8月11日にメキシコ警察は麻薬組織と組んで900人を殺害したという殺し屋組織のリーダーを逮捕することに成功しました。
時事ドットコム:900人殺害容疑で逮捕=殺し屋組織のリーダー-メキシコ
逮捕されたのはオスカル・オスバルド・ガルシア・モントジャ容疑者。 調べによると、同容疑者は元グアテマラ軍特殊部隊の兵士で、殺し屋組織を率いて麻薬組織と手を組み多くの人々を殺害。 300人の殺害に直接関与しているほか、600名の殺害を組織メンバーに指示したことを認めているそうです。
メキシコでは2006年にフェリペ・カルデロン氏が大統領が就任。 カルデロン大統領はアメリカと組んで麻薬の密造や麻薬組織自体の撲滅に取り組んでいて、麻薬組織側も激しく抵抗していることからメキシコ麻薬戦争 と呼ばれる状況がエスカレートしており、死者は年々増加。 2006年、2007年は約2000名が、2008年には5000名が犠牲となり、2010年には犠牲者は1万名を越えています。
900人もの人を殺害したオスカル・オスバルド・ガルシア・モントジャ容疑者も、サンタ・ムエルテ (死の聖人) の像を毎日拝んでいたのかしら……
<参考サイト>