統計を見ながら、ラスベガスの規模感について、イメージをもってみたいと思います。


先ずラスベガスの人口。ここで言うラスベガスはCityの事ではなく、周辺地域を含むラスベガスで、約2百万人。政令指定都市の名古屋市が約2.2百万人、札幌市が1.9百万人です。だいたいそんなイメージ。


続いて、ラスベガスの訪問者数。09年は年間で約36百万人。このうち、外国人訪問者数は、5.6百万人(08年)で、全体の約15%を占めます。一方、東京。東京都を訪れる国内旅行者数は4.4億人と桁外れですが、一方、東京都を訪れる外国人観光客は、年間5.3百万人(07年)。東京の数字が低すぎるようにも思えます。


続いて、ラスベガスのホテル客室数。09年末時点で約15万室弱。一方、日本全国のホテル(旅館含まず)客室数は約80万室。つまり、ラスベガスには、日本全国のホテルの18.8%があることなります。ラスベガスの客室数の豊富さを物語っています。


そして、ゲーミング収入。分かりやすくする為、為替は$1=100円で考えます。ラスベガスの09年のゲーミング収入は、8,834億円。全米の規模感と比較してみます。統計がある07年の全米のゲーミング収入は9兆2300億円。07年のラスベガス・ゲーミング収入(ピーク!)は1兆869億円だったので、ラスベガスだけで全米の11.8%のゲーミング収入があった事になります。


参考までに、日本のゲーミング代表格・パチンコ産業の売上高っていくらでしょう?ラスベガスで1兆円弱、全米で9兆円程度の規模感です。国土は日本の25倍、人口は3倍弱のアメリカで9兆円です。


なんと、日本のパチンコ産業の売上高は、かつてに比べ減ったとは言え、23兆円(07年)にもなります。ここれだけの産業がありながら、日本のカジノ合法化の議論で、青少年への悪影響、治安の悪化などの論点が出てくるのも今さらな気もします。


こちらは、Searchlight方面を向かう95号沿いにある物体。何でしょう。


ラスベガスレポート

遠くから見ると、何となく湖のようにも見えるのですが、これはソーラーパワープラントです。Nevada Solar One というプロジェクトで、発電能力は64MWで、このタイプのソーラーパワープラントとしては、世界第3位の発電能力を誇ります。さすが灼熱のラスベガス。世界第3位が近くにあって、何となく嬉しいです。ちなみに、世界最大のプラントは、モハベ砂漠(Barstowから58号を走った道沿い)にあり、そちらは310MW。圧倒的No.1です。


ソーラーパワーと言っても、日本の家庭で普及している「太陽光発電」(太陽光エネルギーを直接電気エネルギーに変えるもの)ではなく、こちらの設備やモハベ砂漠のものは「太陽熱発電」というもの。


太陽光を受けるミラーは、板状ではなく、内側に反り返った形になっています。内側の一点に太陽光を集め、そこで加熱させた液体(オイル)が、水を蒸発させ、水蒸気を作り出し、タービンを回すという仕組みです。子ども頃に虫眼鏡で太陽の光を集め、紙を焦がしたりしましたが、太陽熱発電は原理としては同じです。太陽光発電に比べると、単純ですね。


ちなみに、この太陽熱発電に隣接し、先日第一フェーズ(8MW)が稼動を始めた太陽光発電Eldorado Energy もあります。先月には、Amonix というカリフォルニアの企業が太陽光発電設備を建設するという発表もありました。また、Primm近郊の太陽光発電についても、今年3月、Clark Countyが許可を出しています。再生可能エネルギーという点では、中国の企業が風力発電設備を南ネバダに建設するという記事も以前にありました。


我々の生活に必要な全体の発電量からすると、再生可能エネルギーの果たす役割はまだまだ小さいものですが、今回のBPの事故を見るにつけ、やはり真剣に取り組むべき分野と思いますし、この切り口でラスベガス近郊に少しでも産業が育ってくれればと思います。


先日、Bally'sにあるIchiban に昼ごはんを食べに行きました。


お手ごろ価格で、おいしい日本料理をストリップで食べられるありがたい存在。昔は回転寿司だったとのことですが、やはり乾燥の激しいラスベガスでは難しかったのでしょう。


ラスベガスレポート

店内はこじんまりしているので、家族でさくっと食べる時など、良いお店です。