こちらは、Searchlight方面を向かう95号沿いにある物体。何でしょう。


ラスベガスレポート

遠くから見ると、何となく湖のようにも見えるのですが、これはソーラーパワープラントです。Nevada Solar One というプロジェクトで、発電能力は64MWで、このタイプのソーラーパワープラントとしては、世界第3位の発電能力を誇ります。さすが灼熱のラスベガス。世界第3位が近くにあって、何となく嬉しいです。ちなみに、世界最大のプラントは、モハベ砂漠(Barstowから58号を走った道沿い)にあり、そちらは310MW。圧倒的No.1です。


ソーラーパワーと言っても、日本の家庭で普及している「太陽光発電」(太陽光エネルギーを直接電気エネルギーに変えるもの)ではなく、こちらの設備やモハベ砂漠のものは「太陽熱発電」というもの。


太陽光を受けるミラーは、板状ではなく、内側に反り返った形になっています。内側の一点に太陽光を集め、そこで加熱させた液体(オイル)が、水を蒸発させ、水蒸気を作り出し、タービンを回すという仕組みです。子ども頃に虫眼鏡で太陽の光を集め、紙を焦がしたりしましたが、太陽熱発電は原理としては同じです。太陽光発電に比べると、単純ですね。


ちなみに、この太陽熱発電に隣接し、先日第一フェーズ(8MW)が稼動を始めた太陽光発電Eldorado Energy もあります。先月には、Amonix というカリフォルニアの企業が太陽光発電設備を建設するという発表もありました。また、Primm近郊の太陽光発電についても、今年3月、Clark Countyが許可を出しています。再生可能エネルギーという点では、中国の企業が風力発電設備を南ネバダに建設するという記事も以前にありました。


我々の生活に必要な全体の発電量からすると、再生可能エネルギーの果たす役割はまだまだ小さいものですが、今回のBPの事故を見るにつけ、やはり真剣に取り組むべき分野と思いますし、この切り口でラスベガス近郊に少しでも産業が育ってくれればと思います。