先日、靴のオンラインリテーラー・Zapposの会社見学ツアーに参加してきました。2009年にAmazon.com12億ドルで買収した企業です。


同社CEOTony Hsieh(シェイ)自身が書いたDelivering Happinessを以前に読んだことがありますが、自分の生い立ちから、一つ目の会社Link Exchangeの売却、その後のZapposに関わる経緯、当初の苦労話、そしてAmazonへの売却まで書かれていて、テンポも良い上、内容も面白く、すごくお薦めの一冊です。


Zapposは、全米の働きたい会社の上位に選ばれる事が示すように企業文化を何よりも大切する会社で、従業員は家族のような付き合いをしているということで、実際に社内を覗いてみたいと思っていたので、まさにうってつけのツアーでした。 


小学校のような楽しげな壁。
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こちらはある従業員の机。銀紙が張り巡らせており、非常に個性的です。
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また、電話オペレーターの対応の良さはかなり際立っているようで、実際にこのボードには、その月に顧客から受け取ったThank you cardの数が表示されていました。
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こちらは、キャリア相談室。透明で、誰が相談しているか丸見えなのもオープンで良いです。
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企業の幹部が席を並べるMonkey Row。幹部も個室に席を構えず、従業員と気軽にコミュニケーションがとれるようにしているとのこと。
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こちらは社員食堂。グーグルには及びませんが、食べ物、飲み物、全て無料。
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Zapposは一年に一度、従業員一人一人がZapposの企業文化について書いた文章をCulture Bookという一冊の本にまとめています。本を読んだ時からCulture Bookを一度読んでみたかったので、ツアーの最後にもらえた のは嬉しかったです。(ちなみに、Delivering Happinessももらえます。)



Zapposは、アメリカでも特殊な会社でしょうが、コミュニケーションの重要性について、企業の大小問わず、学ぶべき点は多いよう思いました。実際に企業文化について、他社にコンサルティングも行っており、企業の団体ツアーも来ていました。


順調に拡大を続けており、現在の場所はオフィスビルが3棟に分かれてしまっているため、2013年後半にはラスベガスのダウンタウンへの引越しが予定されています。スタートアップ企業も、組織が拡大するにつれ、縦割りや官僚主義が蔓延するのは世の常。Link Exchangeでの苦い経験を活かし、とことん企業文化にこだわるZapposの実験が、このままどう進んでいくのか、企業経営の観点でも非常に興味があります。