INTEROP TOKYO 2010に行ってきました
2010年6月7日~11日の間幕張メッセで開催されていたINTEROP TOKYO 2010に行ってきました。INTEROPはインターネットやネットワークにまつわる製品からサービスをメインとした展示会で、今年のテーマは「ITでスマート&グローバル社会への扉を開く~クラウド、で来るメディア、モバイル、環境エネルギー・・・~」でした。
昨年までは、「クラウド使うよ、ほら」的なものだったのですが、今年は一歩先に進んで、「こういうことをしたいときにクラウドを使うと、こんなことできます。あんなことまでできちゃいます。具体的には・・・」という形で、実際にどのような形で使われていくのかとか、どういうことに応用できるのか?をイメージしやすい形に落としてきたところが多くて、ある意味、新しい技術が浸透したサービスつくりが見えてきたかなと思います。
せっかくなので、基調講演も聴きたいということで、予約無しで聴講できたのが、同時通訳を介した『次世代データセンターとクラウドコンピューティングの完全セキュリティ化を実現する”Secure Network Fabric"』といういわゆる仮想化技術を導入するにあたってのセキュリティリスクの要因や、それを管理者的に「見える化」するためにはどうしたらよいか?をベースの講演でした。セールストークっぽくない、概論的な話に終始していたのでよかったのですが、通訳のおねーさんの日本語訳が分かりづらくて、プレゼン資料の英語や、読解力のあまりないぼくの脳みそを駆使して生の英語トークを聞いたほうが気持ちよかったのはなぜだろう?
会場内をまわって気になったソリューションをいくつか。
1. [富士通] モバらくだシリーズ テレワークソリューション(モバイルオフィスゲートウェイ)
外出先から会社の自分のPCへリモートログインできるもの。
スマートフォンやiPadからも自分のPCにアクセスできる仕組み。
→これまでも実現できることだけど、VPNなどを使う側としては意識することなく実現するというのが新しい。
ただ、1台ずつ接続用の機器を用意する必要があってもう少しがんばってほしいところ。
2. [富士通九州ネットワークテクノロジーズ] Next Streamシリーズ
★ShowNetデモンストレーション部門 準グランプリ賞
元々はネットワークに擬似的に遅延やパケットロスなどを起こして、どれだけそのネットワークはストレスに耐えられるか?を確認して、ネットワークのパフォーマンスや今後の増強指標に役立てるソリューションなのですが、転じて、ネットワークの状況、すなわち監視もできるよね、という観点で紹介されてた機器になります。
→社内ネットワークの日々のトラフィック増を継続的に監視しておくことで、次のステップや機器増強のタイミングを図ることができるという意味で、この機器のような規模は要らないけど、監視は必要だということです。
3. [日本ヒューレットパッカード] TippingPoint IPSシリーズ
基調講演のなかで紹介されていたIPS機器。なかなか世の中で一般的にならないIPSですが、いろいろなメーカーやベンダーで使い勝手の向上、特に管理側の手間を軽減する内容を結構アピールしているところが、やはりユーザーとして求められている部分なんだなぁと思います。
→基調講演でも語られていたけど、ひとつのソリューションではIPSは解決できず、複数の多重防御をして初め
て実現できるわけですから、それらを一元に統合してくれる仕組みがほしいと思いました。
4. [日商エレクトロニクス] Bomgar
★プロダクトアワード部門-ネットワークマネジメント関連製品 ノミネート
PCのトラブルは電話やメールで日々サービスデスクや社内の問い合わせ窓口あてにいただくのですが、どうしても実際に操作した方が早かったりします。とくに設定のトラブルについてはまさにそうです。ユーザーと一緒にその原因を同じ画面を見ながら確認し解決したり、その動作内容を「録画」してマニュアル化できたりと、ユーザーサポートする上でとても便利なツールです。ユーザ側も、管理者側もそれぞれ時間の短縮ができ、解決スピードもUPが期待されます。異色なソリューションです。
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毎年INTEROPには行っているのですが、最終日だったからかお客さんがたくさんで混雑してました。まぁ、規模というか床面積的に縮小傾向にあるので、混んでるように見えたのかなぁ。とはいえ、新しい、おぉっというような技術の紹介やそういうものを使ったソリューションは確かに少なかったなぁと思います。
来年もまたよろしくお願いします!

