事業仕分け | もうひとつの場所と自分

事業仕分け

国の来年度予算要求の無駄を洗い出す行政刷新会議の「事業仕分け」のニュース。さまざまな話題を出してくれますが、この仕分けの作業が報道されて初めて世の中に明らかにされるような事業があって面白いです。


そのなかで先週話題だったのが、「クリスマス事業への予算配分を廃止する」。


# 事業仕分け、クリスマスを廃止「効果が国民に見えない」 (bogusnews)

# http://bogusne.ws/article/132826913.html


記事によると、クリスマス事業というのを"独立行政法人クリスマス運営協会"というところが運営していて、「子供たちに夢と希望を与える重要なイベント」を企画実行したり、「聖夜には信じられないような愛の奇跡が起きる」何かを企画するのだそうで継続を訴えたとか。


すごい、そういう法人もあるんですね。ぼくとしては、こういう夢のある予算には賛成なんですけど、本当に実際にそういうところにお金が使われているのかが大事で、支出の透明性が求められるのかなと思います。


ほかにも、文部科学省の所管で官民共同開発を目指す中型ロケット「GX」(概算要求額58億円)も「開発見通しが立たず、需要が不透明だ」と指摘されて「廃止」されそうな勢い。まぁ、H2ロケットがあるけど、GXの場合は中型の搬送に最適だったりします。次世代スパコンの開発も予算削減。世界最速を目指して神戸に建設中のもの。これまで見えてこなかった地球規模の環境のシュミレーションができます(地球シュミレーターありますが)。いわゆる科学技術系の予算がどんどん削減や「廃止」を求められているのが悲しいですけど。


# 官民共同開発のGXロケットは「廃止」 事業仕分け (asahi.com)

# http://www.asahi.com/politics/update/1117/TKY200911170244.html


そもそも、開発見通しがたたないからとか、世界一の最速コンピューターが必要かとか、需要がないとか、確かに科学技術に対してのコストは、一番叩きやすいところでもあるけど、開発の積み重ねがあってこその新しい発見や新しい技術、モノつくりへと繋がることを、もっと仕分け人の方は理解してほしいですね。そうでなくても、科学者や技術者は、こういう場所での説明や反論が下手で、仕分け人のツッコミや詰めに弱いと思うので、削られ続けてしまうのではないか?と不安です。ある意味、素人な方にも論破できる技術者が必要です。


それこそ、将来実現できる(かもしれない)技術やモノつくりの芽を摘んでしまっては元も子もない。クリスマスがなくなるくらいだったらいいけど。