「考え方」の考え方 | もうひとつの場所と自分

「考え方」の考え方

タイトルから想像できるのは、発想力とかアイデア論みたいなことが著されているHOWTO本かなと思ったんですがそうではないです。アイデアマンと呼ばれる人、おぉ!あの人って考え方が違うなぁ、奇抜なアイデアがポンポンと出てくる人っていったいどんなこと普段考えていたり、意識していたりしているんだろう?と時々そんなシチュエーションで出くわすことがあるので、思わず買ってみました。



「考え方」の考え方 すぐれた企画は30秒で伝わる
指南役
大和書房
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著者の「指南役」さんはホイチョイ・プロダクションズのブレーンの一人だそうで、カノッサの屈辱とかテレビブックメーカーなどそれまでなかった番組を独特な進め方で製作することで知られています。そんな著者のアイデアとはどういうものなのか?それを知りたいわけです。彼らはいわゆる大衆の心を掴むプロなのですから、どのような論調や物語で書かれているのかをポイントとしていくことが重要だと思います。だから、HOWTO本ではないんじゃないかという感想です。


とはいっても、役立たないかといえばそうではなくて、日々のシゴトにも通ずることがあります。以下の3点についてレビューじみたこと書いてみます。


『すぐれたアイデアはゴールシーンから生まれる』


以前ヒットした「踊る大走査線、レインボーブリッジを封鎖せよ」は、どんな話にするか、脚本の影も形もないうちから「レインボーブリッジを封鎖する話にしてください」というゴールが決まっていたそうです。アイデアを発想することは大事でそれが一般の人の気持ちになって成功したゴールシーンを見据えることだ!としてます。普段の仕事でも自分の持っているタスクや仕事内容のゴールシーンを自分なりに描いているか、そしてそのゴールが会社にとってデカイ効果があるものなのか?を見据えて取り掛かるのとそうではないのとではぜんぜん違う結果になるかもしれないということを示しているのかなと思います。



『犬のお父さんは制約から生まれた』


ソフトバンクのCMのことです。日進月歩で変わっていく携帯電話のサービスや機種にどうやってCMを作ってくか。その都度タレントを起用して作るにしても、撮影が大変だし、そもそもそんな撮影している期間がなかったり。そういう制約から生まれたのが犬の起用。犬ならタレントと違ってスケジュールも柔軟だし、サービスが新しくなってもアテレコでごまかせる。制約があるなかでいかにモノゴトを成功していくか?そういう制約下であるときこそアイデアが生まれるからむしろチャンスと思いなさいとのこと。



『あの人だったらどうする?』


ビリーワイルダーという脚本家が執筆中どうしても筆が進まないときがあったようです。そんな時、彼の書斎にいつも貼られているメモを見たそうです。「ルビッチならどうする?」という言葉。ルビッチとはビリーワイルダーの師匠の名前。そして解決の糸口を見出したそうです。同じようなことはスポーツ選手でもありますね。いわゆるイメージトレーニング。どうすれば記録を伸ばせるか・・・的な。シゴトにおいても、何から手をつければいいかわからなくなったり、どう解決すべきかを模索して埒が明かなくなることあります。、そういうときには身近な先輩方やリスペクトしている方のやり方や考え方、解決方法を思い出して、それをマネしたりすると前進することと同じですね。思いつめたときに「あの人だったらどうするんだろう?」と想像してみるのって大事ですね。



・・・

ふーん。

まぁこの本を読んだだけでアイデアがポンポンと出る人になれるわけではないですが、ちょっとずつ自分にあった「考え方」の考え方が得られればと思います。