ネット接続の従量課金への流れ | もうひとつの場所と自分

ネット接続の従量課金への流れ

データ通信の定額制が定着してきたこのごろ、事業者にとってはいかに「ネットの渋滞問題」に取り組めばいいかを模索しているようです。インフラ投資をしないで一番手っ取り早いのが、ユーザーからお金を取るようにして、使用を制限してもらう「従量課金」を考えるわけで、アメリカでは既にその動きが出ているようです。


今日の日経新聞の1面より。


# ネット渋滞解消へ対策、米大手が「定額使い放題」見直し (NIKKEI NET)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080908AT1C0500907092008.html


同じような動きはすでにケータイでは日本でもありますし(auのデータ通信はヘビーユーザに対しては帯域制御してしまうらしい)、いわゆるファイル交換をしすぎると通信制御するISPもありますし。そういえば最近ではそもそもの通信料金を値上げたISPもあった。これをある一定の量を超えた場合に従量課金にしてしまうというのは、ある意味これまでなかったです。プライスキャップ制の上限を設けてそれ以上になったら青天井になるという課金方法が受け入れられるかどうか。


まぁ、日本では光ファイバなど広帯域な通信ができるインフラが整いつつあるので、アメリカに倣って従量課金にする先祖がえり的なことにはならないと思います。現に記事にあるアメリカ大手のプロバイダって4社あるようですが、ベライゾンっていうところは光ファイバを積極的に整備しているようで、そこからは従量課金の話が出ていないですから。


これからインターネットの利用はますます増え、動画コンテンツもよりリッチになっていくことを想像すると、「従量課金」による通信の抑制はすぐに破綻してしまうと思います。解消にはなるけど、渋滞を解決する話ではないなと。ある程度料金を払えば使い放題というのが公平かどうかという議論はあるけど、やはりインフラの強化と圧縮技術の向上、効率的な通信高速化などで、この問題に対応していかないといけないのではと思います。