次世代DVDフォーマット戦争のあとに
ちまたではすでに勝負あった感で既定の事実だったけど、さすがに正式にHD-DVDの旗振り役だった東芝が生産と販売から撤退するという事実を目の当たりにするとなんか寂しい気がします。そもそも、こういった競争は消費者には混乱をもたらすものとして嫌われるけれども、両者の技術革新のスピードをあげる効果があったのも確かです。
比較されるBetaとVHSのビデオテープのフォーマット争いは約10年以上の続いたわけですけど、その間VHSもBetaも画質の向上、録画時間の長時間化などたくさんの技術発展が伴いました。その反省なのか、一時のビデオカメラで採用されてた8mmビデオテープは世界100社以上で規格統一をはじめにおこなったものの、その後あまり技術的な発展がなく、いつの間にかVHS-Cに取って代わってしまったような感じでした。規格自体の寿命も短かった感があります。
そういう意味で、HD-DVDとBlu-rayのフォーマット争いは前者と比較すると2年ちょっとの期間。もう少しともに競ってほしかったのが個人的な感想です。
そして、今後はBlu-rayに統一された映像記憶メディアに待ち受ける次の競争相手は、高画質なネット配信なんでしょうね。すでに海外などではiTunesでHD画質の映像配信がされているようですし。録画するものから、オンデマンドで観たいときに観られる高画質なネット配信へシフトするときがいつになるか、それがBlu-rayの寿命なのかもしれません。
とはいえ、そう早くは来ないでしょうね。HD画質な映像コンテンツをオンデマンドでいっせいに何百万もの配信が今のサーバやルータで実現することは難しいと思いますから。多重化した配信システムを構築すれば実現できないわけじゃないですけど、現実的じゃないです。1枚3,000円程度のディスクを数百万枚単位で売るほうがむしろ儲かるとおもいますから。ただ、機器の進歩も早いですから、そう遠くはないでしょう。安泰できないです。
うだうだ知ったかぶってますが、これでソニーは一安心ってことです。
ぼくとしてはそれだけでも満足。
# HD DVD事業終息、東芝が宣言 (Yahoo! ニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080219-00000054-zdn_lp-sci
これで、世の中Blu-rayコンテンツが増えるといいですね。TSUTAYAでもレンタル開始の環境は整ったでしょうし。ってことはこれでPlayStation3も見直されて売れるかな?