ずいぶん、時間が空いたけど、許してちょ。
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続き
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予定されている休憩時間をはるかに過ぎてから、やっと1回目の休憩があった。
その間に爺さんは、学習センターの事務局員を電話で呼びつけ、なんだかんだと文句を言っていた。
ざわめく教室の隅では、数名の男性が荷物をまとめて退室する用意をしている。
おばさんたちは、声高に「普通は~~」と誰か別の先生の授業と比較してこの授業を批判していた。
私も、なにやらヤバイ展開であることは気づいたが、1回目の授業だ。
とにかくおとなしく、2日間をやり過ごすしかないとあきらめていた。
それにしても。教科書とされた本には1mmたりとも触らない。これからかしら。と思っていた。
やや、短めの休憩が終わると。つまり、また爺さんが話し出す、「授業」というものが始まった。
休憩明け一発目。爺さんはやらかした。
「皆さんは、前の話(1コマ前の授業)で何か質問はありませんか?」
誰も挙手しない。
「誰も質問はありませんか?ーーんー。皆さん、優秀なんですか?私のところの学生は優秀だから、質問ぐらいしますよ?」
隣の男性が不機嫌そうに足を揺らす。迷惑だな。不機嫌は私も。この教室全員が不機嫌の吐息を吐く。
いいから、さっさと授業を始めてくれ。
爺さんはいい気になってなおも息巻く。
「あれですか。皆さんはカルチャースクールにでも来たおつもりですか。」
そして。
「カルチャースクールの生徒のほうがましかもしれない」そう小さくグチグチつぶやいた。
チッと隣の男性がまた舌打をする。
すると。
シンと水を打ったような教室の後ろで、いきなり、ガコン!と椅子が動いた。
振り向いて見ると、若い男性が爺さんを睨みつけながら、席を立ち、荷物をまとめている。
続いて、壮年の男性が・・・・、ややあって、若い女性が・・・・・。
無言でゴツゴツ乱暴に音を立てながら退室していく。
1コマ目の後、満席だった教室は5-6の空きをつくりながらもまだ、生徒が居た。
それが、この騒動で。
教室を去るときに壮年の男性が捨てるように言った。
「こんな授業、単位はいらないから」
同意した人が後に続く。
「そうそう」「受ける価値ないから」
後ろのほうから10人は退室しただろうか。
教室の後ろから見ると、すっかり混雑ぶりは解消したように見えただろう。
爺さんはかまわず、お茶を飲んで、授業のしたくをしている。
残った私たちは血の気が引く思いで、最後の一人が閉めるドアの音に打たれた。
ロビーで、「事務局に文句を言いに行こう!」「やってられるか」という彼らの最後のセリフが響いていた。
どうする?授業は中断?
大学の授業ってこんなにラジカルなの?
残った羊たちを見回して、爺さんは、再度私を指名し、パワーポイントの操作をさせた。
「あんたたちは単位が欲しいんだね」そう、言われた気がした。
「さて、WHOにおける・・・・・」
授業が始まった。
私は後ろをチラと見て、プライドと引き換えにせっかく出かけてきた授業の機会を失った人のことを思った。
そして、爺さんのエグイ煽りに腹を立てていた。
「そうまでして、あんたたちは単位が欲しいんだね」
爺さんがそう言って残った私たちを侮蔑した気がしていた。
もちろん、実際に言われたわけではない。
もし、私に他人の心を読む能力があったら、きっと脳内に流れる爺さんの意識はそう言ったに違いない。
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予定されている休憩時間をはるかに過ぎてから、やっと1回目の休憩があった。
その間に爺さんは、学習センターの事務局員を電話で呼びつけ、なんだかんだと文句を言っていた。
ざわめく教室の隅では、数名の男性が荷物をまとめて退室する用意をしている。
おばさんたちは、声高に「普通は~~」と誰か別の先生の授業と比較してこの授業を批判していた。
私も、なにやらヤバイ展開であることは気づいたが、1回目の授業だ。
とにかくおとなしく、2日間をやり過ごすしかないとあきらめていた。
それにしても。教科書とされた本には1mmたりとも触らない。これからかしら。と思っていた。
やや、短めの休憩が終わると。つまり、また爺さんが話し出す、「授業」というものが始まった。
休憩明け一発目。爺さんはやらかした。
「皆さんは、前の話(1コマ前の授業)で何か質問はありませんか?」
誰も挙手しない。
「誰も質問はありませんか?ーーんー。皆さん、優秀なんですか?私のところの学生は優秀だから、質問ぐらいしますよ?」
隣の男性が不機嫌そうに足を揺らす。迷惑だな。不機嫌は私も。この教室全員が不機嫌の吐息を吐く。
いいから、さっさと授業を始めてくれ。
爺さんはいい気になってなおも息巻く。
「あれですか。皆さんはカルチャースクールにでも来たおつもりですか。」
そして。
「カルチャースクールの生徒のほうがましかもしれない」そう小さくグチグチつぶやいた。
チッと隣の男性がまた舌打をする。
すると。
シンと水を打ったような教室の後ろで、いきなり、ガコン!と椅子が動いた。
振り向いて見ると、若い男性が爺さんを睨みつけながら、席を立ち、荷物をまとめている。
続いて、壮年の男性が・・・・、ややあって、若い女性が・・・・・。
無言でゴツゴツ乱暴に音を立てながら退室していく。
1コマ目の後、満席だった教室は5-6の空きをつくりながらもまだ、生徒が居た。
それが、この騒動で。
教室を去るときに壮年の男性が捨てるように言った。
「こんな授業、単位はいらないから」
同意した人が後に続く。
「そうそう」「受ける価値ないから」
後ろのほうから10人は退室しただろうか。
教室の後ろから見ると、すっかり混雑ぶりは解消したように見えただろう。
爺さんはかまわず、お茶を飲んで、授業のしたくをしている。
残った私たちは血の気が引く思いで、最後の一人が閉めるドアの音に打たれた。
ロビーで、「事務局に文句を言いに行こう!」「やってられるか」という彼らの最後のセリフが響いていた。
どうする?授業は中断?
大学の授業ってこんなにラジカルなの?
残った羊たちを見回して、爺さんは、再度私を指名し、パワーポイントの操作をさせた。
「あんたたちは単位が欲しいんだね」そう、言われた気がした。
「さて、WHOにおける・・・・・」
授業が始まった。
私は後ろをチラと見て、プライドと引き換えにせっかく出かけてきた授業の機会を失った人のことを思った。
そして、爺さんのエグイ煽りに腹を立てていた。
「そうまでして、あんたたちは単位が欲しいんだね」
爺さんがそう言って残った私たちを侮蔑した気がしていた。
もちろん、実際に言われたわけではない。
もし、私に他人の心を読む能力があったら、きっと脳内に流れる爺さんの意識はそう言ったに違いない。