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働いても働いても遊べません

昔何部に入ってた? ブログネタ:昔何部に入ってた? 参加中



陸上部でした。関東大会まで行きました。もう走っていませんが、あのときのランニング・ハイがそのまま人生に繋がっている気がします。

また、かるた部にも居ました。かるたはスポーツですが、百人一首がそらんじられたので、高校のとき、古典の成績が良かったです。ちょっとは役に立ったわけです。

あと演劇部に居ました。発声法は全然ダメです。役に立っていませんが、人前に立つのはへっちゃらです。

あと文芸部にも居ました。怪しい文芸論や水掛けSF論をやっていました。全く役に立っていませんね。怪しい友人とは今でもつきあっています。

今?今はコデブ。

最近、携帯電話のゲームにはまっている。


PC版のものはかれこれ10年前に流行っていて、なつかしのゲームが携帯電話で!!というジャンルのゲームだ。

単なる落ちゲーなのだが、失敗するとコメントが

「そんなにこの仕事、イヤなの?」

「チミには何かが足りない」

「サルのほうがまし」

「おそい!おそい!おそいおそいよ!!」

「正直あきれた」

・・・・・などなど、叱咤激励というより、罵詈雑言に近い内容で浴びせられる。


これが、また。

ハマる。



「時給300円でいい?」

「掃除のオバチャンと交代!」

などと言われて、嬉しかったりする。


Mか?私は??



こんなしょーもないゲーム、流行らないよなー。


なんて、思っていたら、昨日、電車に乗り込んだらたまたま同じゲームを熱心にやっているお姉さんを発見。

普通のお姉さんである。隣に座ったので、思い切って声をかけた。


「あの。いくつまで行きます?」

「え?」

わざわざ、イヤホンを外してくれた。いい人だ。

「最後まで」

「最後って、いくつなんですか?」

「12ですよ」

えーーー?7から8で四苦八苦している私には・・・12って。

絶句。


「12になると何が増えるんですか?私、ウサギちゃんでもう、あっぷあっぷで・・・」

お姉さんはちょっとクスリと笑って、

「何も増えませんよ」

と言ってくれた。


中年のオバチャンが急に問いかけても涼やかに応えるお姉さん。いい人だ。


「私もハマっちゃって。寝る時間削ってやっています」なんて話してくれた。

へーーー。そーーなんだー。

私も時々寝る前にやってる。


少し話してからお互い、またゲームをやっていた。

あ。


そうだ。肝心な事聞こう。



「最後には、なんて言ってくれるんですか?」

その問いに、お姉さんはさわやかに答えた。


「物語が終わるんです」






え?


え?

そうなの?


「・・・がんばります!」私はそう答えた。


つり革に捕まったオジサンが不思議そうに私達を見ていた。

お互い、携帯電話をカチャカチャやりながら、画面から目を離さず、ボソボソと会話をしているのだ。



さながら、小学生のゲーム仲間の会話みたいである。


長い通勤時間の中、最近はすっかりゲームがお供になっていた。


お姉さんはどこで降りるのだろうと思っていたが、私が電車を降りてもまだゲームをやっていた。

そっか。私より長い通勤なんだ。


物語が終わるか・・・・口に出して言ってみて、改札を通り抜けた。

ちょっとは日が延びた気がする。

もうすぐ夏至だ。