筆文字【デザインネーム】〜百人一首(第51番〜第55番)〜 | 『筆文字』へのこだわり

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皆さん、こんばんは。
今日も引き続き、百人一首の第51番~第55番の名前のデザインをしますね!

それでは早速始めましょう(^^)

◼︎第51番 藤原実方朝臣
かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを
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【意味】
あなたのことをこんなにも想っているなんて言うこともできないのだから、伊吹山(いぶきやま/滋賀県と岐阜県の県境にある山と栃木県にある山と2説あります ※1)に生えるさしも草(ヨモギ)の香りのように、燃えるわたしの想いをあなたはご存知ないのでしょうね。


【デザインネーム】
アルファベットの大文字と小文字をブロック体+筆記体と混じえてデザインしました。Fを大きくスペースをとったことで、そこを基準にしながら書けるので書きやすい形になったと思います。

◼︎第52番 藤原道信朝臣
明けぬれば 暮るるものとは 
知りながら なほ恨めしき 
朝ぼらけかな
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【意味】
夜が明けると、また日は暮れて夜になり、あなたに逢えることはわかっているのだけど、それでも夜が明けるのが恨めしく思いますよ。


【デザインネーム】
カタカナを取り入れてみました。
画数が少ないことを補うため、漢字も混じえています。

◼︎第53番 右大将道綱母
なげきつつ ひとりぬる夜の 
明くるまは いかに久しき 
ものとかは知る
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【意味】
あなたがいらっしゃらないことを嘆き悲しみながら、ひとり寝る夜が明けるまでの間は、どんなにか長いものであるか、おわかりになりますか?おわかりにならないでしょうね。


【デザインネーム】
全体的に丸みのあるデザインにしました!『将』と『道』は草書体で書きました。

◼︎第54番 儀同三司母
忘れじの ゆく末までは かたければ 
けふをかぎりの いのちともがな
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【意味】
「いつまでも忘れない」、とおっしゃるその未来を信じるのは難しいので、そのことばをいただいた今日をかぎりとして、死んでしまいたいと思うのです。


【デザインネーム】
動きを出す時は、ひらがなが使いやすいです(^^)『母』の5画目を長くのばしてパッケージのロゴを書くように書きました。

◼︎第55番 大納言公任
滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 
名こそ流れて なほ聞こえけれ
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【意味】
水が枯れたので、滝の音が絶えてからずいぶんと長い年月が経ちましたが、その滝の名声は世の中に流れ伝わって、いまもなお世間に知られていることです。


【デザインネーム】
こちらも同じく、ロゴを書くようにデザインしました。



百人一首に目を通す日々が続いていますが、恋心を綴ったものが多いです。
それだけ、昔の人の恋愛は大変だったんだとしみじみ感じています。

現在はPCやスマホが普及し、人との連絡を気軽に簡単にとれる時代です。
だからこそ、相手に気持ちを伝える時にひと手間かけることを、時々やってみるのもいいかなと思います。

手書きでゆっくり考えながら手紙やハガキを書く・・・
そんな時間があっても素敵ですね(^^)!