遠距離恋愛から身近な物へと変化させるには、やはり重要になるのは二人が住む場所。
二人で話し合ったんだ。どちらがどっちに行くかという事。
私は元々好奇心旺盛でどこでも飛んでいけるような性格だった。
でも、一人っ子なので親の猛反対で、過去にカナダへ留学を考えていたのに諦めていた経験があった。
「私は出来れば来て欲しいな…私は一人っ子だし…家を出るとお父さんお母さんが寂しがると思う…」
「貴方は今の会社辞めたいって言ってたけど、こっちに来て探すのもありじゃないかな?」
彼は、今の仕事のまま一緒に住むとストレスを全部えれたにぶつけてしまいそうで怖い。
それなら心機一転違う仕事を探して頑張りたいと前々から言っていた。
「確かに今の会社を辞めたいけど…新しい土地で頑張れるかどうか不安だし…」
「俺、都会の方が好きだし…」
「えれたのように一人っ子じゃないし親とも離れて暮らしてるけど、俺だってそっちに行くと親とも今以上に離れてしまうんだよ。」
「今まで親に決められた人生だから、、今回は自分で決めた土地じゃないと頑張れなさそう。。」
と、二人の話は平行線で…。
私も自分のことばかり話していたような気がするよ。
でも彼の事が大好きな分悲しかった…
私の為に…
私の為に…彼は決断をしようとしない。
彼は自分が一番だから…
いや、人間誰しも自分が一番かわいいよね。
私は自分に言い聞かせた。
『どんな事であれ一番重要なのは二人が一緒になれること。こういうのは柔軟性がある方から動かなきゃ何も始まらない。』
だから…
「じゃあ、私がそっちに行くよ!一番重要なのは二人が一緒になることだもんね!」
私が折れたとき自分の心を一つ失った気がした。
だけどやっぱり一番重要なのは…
『二人が一緒になること』
私は自分の心が一つ失った事に見て見ぬふりをした。
「ありがとう…ごめんね?」
「ううん、二人が一緒になれればいいんだよ。それより、二人の将来考えてくれるなら次の会社探してね?」
私は自分の事が一番かわいい彼から感謝の言葉を貰った。
これで良かったんだ。
これで…
…私の心は少し欠けてしまった。
私は、いつでも今の会社を辞めれるよう引き継ぎの準備を始める。
彼は私と一緒に住むのならばと、今の嫌々勤めている会社ではなく違う会社に行く準備をする。
…はずだった。
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