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先日、お酒の席である男性が
「やっぱり男は女の子の
『初めて』がすきなんだよね〜!」
と話していました。

「ハイハイ。ソウデスヨネ。」
とそのときは聞き流しておりましたが(笑)

改めてこの話に向き合ってみようと思うのです。



よく男性は若い女性を好む人が多い
と言いますが、

実は肉体的な若さのことだけではなく、

小さなことにも感動できる
心の初々しさ

を良いと言ってるのではないかな
と思いました。



そんなとき
茨木のり子さんの『汲む』
という詩を思い出しました。



きっとみなさん国語の教科書で
読んだことがあるかと思いますが、
素晴らしい作品なのでご紹介させてください。



汲む―Y・Yに―   茨木のり子

大人になるというのは
すれっからしになるということだと
思い込んでいた少女の頃
立居振舞の美しい
発音の正確な
素敵な女の人と会いました
そのひとは私の背のびを見すかしたように
なにげない話に言いました

初々しさが大切なの
人に対しても世の中に対しても
人を人とも思わなくなったとき
堕落が始まるのね 堕ちてゆくのを
隠そうとしても 隠せなくなった人を何人も見ました

私はどきんとし

そして深く悟りました

大人になってもどぎまぎしたっていいんだな
ぎこちない挨拶 醜く赤くなる
失語症 なめらかでないしぐさ
子どもの悪態にさえ傷ついてしまう
頼りない生牡蠣のような感受性
それらを鍛える必要は少しもなかったのだな
年老いても咲きたての薔薇 柔らかく
外にむかってひらかれるのこそ難しい
あらゆる仕事
すべてのいい仕事の核には
震える弱いアンテナが隠されている きっと……
わたくしもかつてのあの人と同じぐらいの年になりました
たちかえり

今もときどきその意味を
ひっそり汲むことがあるのです




素敵な詩ですよね。

これを読むたびに、
「いくつになっても初々しい女性で居たい」
と心底思います。



年齢と共に色んなことを経験して学び、
酸いも甘いも味わったとしても、

まるで初めてのような
初々しい気持ちで、
瑞々しい感性で、
人にも物事にも向き合っていきたいな

と思うのです。




ここで初々しさを残したまま大人になられた
素敵な女性のお話をひとつ。



以前勤めていた勤務先で、
仕事が終わった後チームのみんなで
食事にいくことになりました。


あいにく夜遅かったので近くで
空いていたお店はチェーン店の居酒屋のみ。

(安さが売りなので
学生さんが好んでいきそうなお店です)


みんなは
「仕方ないね。ここにしよう。」と
しぶしぶそのお店に入ったのですが、

育児休暇から戻られたばかりの
アラフォーの女性の先輩が

「私もう何年も
居酒屋なんて行けてなかったから、
こうしてまた来れてとても幸せです!
すごくうれしい!!
今日は久しぶりに飲んじゃおうかな〜?」

と弾けるような笑顔で
楽しそうにメニューを見ていて、


その姿が「なんて可愛いんだ」と
周りの男性陣から大好評でした!!!



そう。
いくつになってもこんなふうに
新鮮な気持ちを持ち続けられたら
とても素敵ですよね。


男性は『女性の初めて』が好き

というより

『初めてのように
ドキマギしたり、喜んでくれる女性』が好き

なのだと思います。


年齢を重ねても
心はずーっと初々しくいたいなと
改めて思ったのでした。