善は急げとばかりに、さっそく街へ戻り、FC設立の手続きを始めた。新しくFCを作るにあたって、一番初めにすること、それはFCの名前を考えることだった。
どんな名前にしようか、あーでもないこーでもないと三人で考えたのだが、なかなか「これだ!!」という名前が思いつかない。どうしたものかなぁと悩んでいたとき、ふと自分の目に入ってきたもの・・・
それは、FF11の「Priceless Remembrance ヴァナ・デーィールの贈り物~故郷を称えて、冒険の想い出~」というブルーレイディスクだった。これはFF11の最後のシナリオを書き終えた直後に発売された、11の集大成とも言える思い出のミュージックBDなのだが、タイトル「Priceless Remembrance」がとてもいい意味だと思い、二人に提案すると、二人ともすぐ「いいね!!」と賛同してくれた。
Priceless お金では買えないほど極めて価値があるもの
Remembrance 記憶、思い出、回想、追悼、記念、形見
三人を中心に、これから紡いでいく冒険の記憶は、きっとお金では買えない価値がある大切なものになっていくはず。出会った仲間たちとも、いつかは別れる時が来るけれど、それまで一緒に遊んだ楽しい思い出はずっと心に残るだろう。
一期一会のオンラインゲーム、サービス終了したら二度と会うこともない仲間もいるだろう。限られた期間、いつかは終わりがある世界、だからこそ思い出はかけがえのないものに変わっていく。
FF11を引退して、まさにそういう気持ちと記憶を携えていた自分であるからこそ、このFC名に込められた想いは深い。これから先、出会うであろう仲間たちにも、後で「とても楽しかったな」という記憶を残してあげたい。
FC「Priceless Remebrance」には、設立者三人の想いと願いが込められている。きっと素敵なFCになるに違いないと、この時なぜかふと確信に似た気持ちが湧いてきていた。