「自分と競う」

 

論語 孔子の名言 

「君子は争う所無し」

 

他人と競争しない

 

現代は競争社会です。

周囲を見渡せば、

「あいつには負けたくない!」という

ライバルが1人や2人は必ずいます。

そんな相手に対する競争心が勉強や仕事の

モチベーションになっています。

 

しかし、

論語は「君子は争う場合がない」と説きます。

立派な人間とそうでない人物とでは優劣は明らか。

他人と争っているようではまだまだなのです。

志を大きく持ち、競争は自分の中でするべきです。

 

相手(競争)にするのは「昨日までの自分」。

 

昨日と比べて、今日はどのくらい成長しているか。

目標をそこに置いて、

少しでも成長した自分になるために

懸命に今を生きる。競争とはそういうものです

 

会社と同じく競争の場となっている学校の

「校」という字の右側の「交」は、

足を組んでいる姿で、

人と交わり合いながら成長する事を表しています。

 

つまり、学校も他人も競い合うところなどではなく、

それぞれが自分を確かめ合う場所なのです。

 

正しく自分を見据え、わずかずつでも向上していく。

その実感は人生で何ものにも代えがたい喜びです。