男性ホルモンの代表とも言えるテストステロンは、約95％が精巣で生産、分泌されています。
精巣は熱に弱い性質があり、温度が1℃上昇しただけでも、造精機能やホルモン分泌機能が約40％も低下すると言われています。
男性は、インフルエンザなどで何日も高熱が続くと、睾丸が腫れて精巣機能が衰えると言われています。
睾丸を包み込んでいる陰嚢の皮膚は、放熱性を高めるためにシワが多くありますが、それでも内股との皮膚接触が起こる事で、精巣の温度は上昇してしまうと言われています。
そのため、精巣に熱がこもらないように、通気性が良く肌接触を起こさない下着を身に着ける事が大切です。
また、筋肉量の低下や栄養不足によっても男性ホルモンは減少しやすくなります。
そのため、大豆、魚、鶏肉などの良質なたんぱく質をしっかり摂取して、適度に運動する習慣を作る事も重要です。
亜鉛、マグネシウム、鉄、ビタミンなどのミネラル成分も、男性ホルモンの分泌に欠かせない栄養素と言われています。
男性ホルモンの分泌量が減少してくると、ストレスへの耐性が著しく低下するため、抑うつ症状を起こしやすくなります。
そのため、ストレスを溜めすぎないように、自分の好きな趣味に打ち込んだり、森林浴や神社仏閣などでリフレッシュしたり、睡眠時間をしっかり取って体をきちんと休養させる事も大切になります。
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