コロナ禍の高校3年生時代、東京、そして故郷、北海道に帰省し
作曲を試みました。
尊敬する3人のヴァイオリニスト(東京藝大1年生)のみなさんによって
ヴァイオリン、そして、ヴィオラを奏でていただき
音としてみなさまに聴いていただけることになったこと
心からありがたく、嬉しく思うところです。
一楽章 ラルゴ~モデラート~トリオ~モデラート
二楽章 アリア~第一変奏~第二変奏~第三変奏~第四変奏~アリア 〜〜〜
00:04 一楽章(ハ短調、三拍子): この一楽章は、二楽章とは異なり、去年の秋ごろ、東京で 作ったものです。もともと二楽章のみの曲のつもりでした が、いきなり重々しいものから始まるのも少し辛いと思い、 比較的軽く、また即興的なものをその前に添えることにしま した。
二楽章 (変二長調、変奏曲) :
05:39 アリア:9/16拍子 このアリアは、繰り返してちょうど64小節であり、最後の 変奏以外、この小節数に基づいて書かれております。転調の 基礎として、主調→属調→平行調→主調とはなっております が、そこから派生して、夥しいほどの調性の寄り道をしてし まいます。とてもゆっくりな曲であり、フレーズも長いた め、息を保って、代謝を抑えるような形となります。
13:47 第一変奏:11/16拍子 アリアと第三変奏以外、分子が全て素数になってしまいまし たので、いかに拍が自然に聴きとられるか、あるいは感じと られるかが、大きな挑戦となりました。そこでこちらの変奏 では、11という数字を5と3と3とで区切りをつけ、特に 5というものは、体感しづらいので、その部分を少し強調さ せることにしました。曲調は、流れるようなものであり、少 しあどけなさをも感じさせるようなものとしました。
19:37 第二変奏:13/16拍子 こちらも、拍を5・4・4というように分け、最初の5が少 し強めになるよう、楽譜に書きました。こちらは、少し凹凸 や起伏のあるものでして、所々力強い箇所や、所々迫ってく るような箇所もございます。特に5の部分は、不協和音や掛留する音の連なる形式が、ほぼ全ての小節で見られるので、 少し執拗な性格もあるかもしれません。
26:16 第三変奏:15/16拍子 こちらはとても素早く演奏され、超絶技巧的な要素がいくつ か出てきます。もちろん、パガニーニの曲ほどではございま せんですが、やはり旅や冒険にて、バスに乗り遅れてしまい そうなときに急ぐときがありますように、この曲においても そのような箇所は免れられません。またリズムの取り方も特 殊であり、三連符が不規則に使用されている仕様となっております。
33:06 第四変奏:17/16拍子 第三変奏とは対照的に、ずっと暗闇のなか、先が見えず進む ような曲です。リズムも直接17個音符を数えなければつか めないほど、平坦です。しかしこの後、アリアに戻るように なると、何らかの兆しが見えるようになります。
44:40 アリア (ダ・カーポ) 終
出演者
岡本 卓徳(vn. I)
巽 千夏(vn. II)
倉沢 茉紘(va. I)
瀬下 莉瑚(va. II)
(2021年現在 東京芸術大学在学中)
2021年 11 / 13 (土) 角筈区民ホールにて開催