こんなことを書くと笑われそうだが、私は常にボールペンとシャープペンが一体になっている複合筆記具、もしくはボールペン、シャープペン、鉛筆を持ち歩くようにしている。鉛筆は博物館、美術館でメモを取るときに必須アイテムだし、シャープペンは混雑した電車の中でメモを取るときに他の人の服にインクをつけてトラブルにならないように用意している。
前々からなのだが、私はどうも一度書かないと理解できない傾向があるらしい。また、複数人で料理を注文するときなどは、店の人に申し訳ないのだが、口を拭くためのナプキンに、注文をメモしていき注文時に同じメニューのときは例えば「マルゲリータを2枚、イタリアンサラダを3皿・・・」といった具合に注文を取りに来る人が聞き取りやすいようにしている。また、手元に注文内容を書いたメモがあることによって、どれとどれが出てきたのかがすぐに把握できるのである。

そして普段はA6サイズのノートを持ち歩いて、ちょっとした会話の端々で知らない言葉や後で調べて置きたいことなどを書き留めるようにしている。が、これを始めてみて意外なことに気がついた。
自分の知らないことが意外とたくさんあるのである。日頃歩いていても周囲のもので知らないこと、わからないことが見つかってしまうのだ。

本当に世の中には自分の知らないことで溢れているものだなあと思った。