先日就労移行支援施設の体験入所に参加したときの話である。

たまたま自分と年齢のそれほど離れたいない人といっしょに体験入所をすることになった。人を見た目で判断してはいけないと思うが、それでも何か見た目に気難しい、小うるさい人に見えるのである。

見えるだけならまだ救いがあると思うのだが、実際いっしょにプログラムを参加していて、自分の意見を言う話になると、彼は昔課長を経験しており、更には自分の上司の部長にさんざん意見具申をして、嫌がられたという話をするのだ。

そこの就労移行支援施設の体験入所のプログラムでは、自分とその人以外は大体20~40歳ぐらいの、それほど社会経験が多くない、もしくはまったく経験のない人ばかりが参加している。その人たちも聞いているなかで、自分の管理職としての経験を語られても、他の人には聴く価値などないわけで、更には私も含めてうんざりしてしまう。

私は素直に雇われる側、部下としての目線での意見しか語らず、また若い人とも楽しく話をするようにしていたせいか、体験プログラムのロールプレイでも楽しく過ごすことができたのだが、そのうるさそうな人の相手となった若い人はあまり面白そうでなかったように思えた。

実際、私には若い人たちの方から(気を使っているだけかもしれないが?)、積極的に挨拶をはじめ、話しかけられたりするので、ひょっとしたら私はうるさいタイプには見られないのかもしれない。


いずれにしても、その人を自分に対する反面教師として、いつか始まる就職活動の際は心がけて行こうと思う。