人って、勝手な生き物だよなぁ。


O que os olhos não veem, o coração não sente.

「目に見えないものは、心で感じることができない」、つまり「見えなければ(知らなければ)、心は痛まない」


ていうブラジルの諺、ホントにそうよね。


愛する人が傷つく姿は、誰も見たくないよね。


もしそれが、心の傷の痛みを少しでも楽にするための行為だったら、

やめて欲しいだとか、

それを見て傷ついたり、悲しい表情をしてしまうことは、

余計にその人を傷つけることになるんじゃないかとも思う。

勝手だよね。


愛してるから、傷つくのにね。


心の傷は見えないから、

自傷をやめてくれたら、

表面化していただけの痛みが、

見えなくなる。


「自傷して欲しくない」は

「あなたに傷ついて欲しくない」という意味なのよね。


自傷しようとしまいと、

その人が傷ついている事実は変わらないわけで。


自傷をやめてくれても、

その人の悲しみや苦しみには気づき辛くなるかも知れない。


心の傷は、目には見えないから。


人によっては、不快なものであるのは理解できるし、

それを見たくない気持ちもわかる。

人って、ホント勝手だよね。


傷が目に見えるか(身体的)、

見えないか(心の傷)だけの違い、なんやけどね。


悲しみの根源を、心に陰りを落とす原因を、

闇をまるごと取り去れるだけの力があれば良いのに。