夜空を見上げると黄色くて大きな月が。

まるで髪を梳かす櫛のような不思議な形をしていて
すぐにカメラを構えたんだけど、
いつのまにか月は消えていた‥

あの月は何処へ消えたのだろう

空を仰いで探してみると、
赤い月やピンクの月‥
有り得ない色をした複数の月が次々と現れ
地上付近に下りてきて横一列に並んだ。
非現実的なその光景に驚きを隠せない中、
咄嗟に何かを悟った。

遂にこのときがきたんだ…
言うなれば、"世界の終わり"が。

わたしは隣にいる母の手を握り締め、泣いていた。

数々の後悔と
愛する人との別れがあまりにも
受け入れがたく、哀しくて。


でもそれはただの"世界の終わり"ではなかった。

誰が生き続ける資格があるのか
誰が死ぬべきなのか

1人1人に決断が下され、世界の秩序を守るために
不必要な人間は排除されるというものだった。

母は救われて、
わたしは別の場所に呼び出された。

そのときすれ違う不安そうな母を見るわたしは、
なんと優しい目をしていたことだろうか。

母が生き延びることを知って安心したものの
自分は逝かなければならないことを重々承知していたし
ずっと前からこの時が訪れるのを悟っていた。
死を受け入れなければならない状況に直面すると
怖さよりもただ切なく、ただ哀しかった。
こればかりは足掻いても仕方がない‥

そしてわたしは死の部屋へ通された。

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ここでわっと泣きながら目が覚めた次第でありますヽ^o^ノ

ayaayaayaayaaya