春晴れから一転、雨のアムステルダム。久しぶりに暗くて寒いオランダ、灰色で暗い冬のオランダを思い出す。



ふと、なかなか行けていなかった黒川紀章設計のゴッホ美術館へ。




ゴッホがフランスに渡った頃影響を受けた日本の浮世絵にフォーカスした特別展が開催中。も、なぜかあまり興味がわかず、、(お姉ちゃんたちもつまらなそう)





そのまま本展示へ。



ミーハーで考えが薄い僕は、周りに流されてゴッホと言えばやっぱりヒマワリだよね!って思っていたはずなのに。。。




すでに何度か見ているからか今日はどうもピンとこず。たいしたことないな、今日は、、笑。なんて思いながら、なぜか今まで薄暗くて鬱っぽい変な絵だとしか思っていなかった"Potato eatersジャガイモを食べる人々"から目が離れなくなる。




く、暗い。。とにかく暗いし、埃っぽいし、なんかちょっと見てるだけで風邪引きそうだし、単にジャガイモを食べてる農民たちの絵だから、あまりずーっと見てる人はいない。照明も暗すぎィ!農民いじめか。




なぜ目が離せなくなったのだらう?自分の感情を考えてみる。気持ちに、敏感に。うーん、最近家族で夕飯でジャガイモをよく食べるようになったからか?

絵をよーく観察する。



湯気がジャガイモからモクモク出てるのと、みんな上着を着てるのから判断すると、これはきっと日照時間が短くて、寒くて、天気の悪い秋か冬の一日だ!うわ~、それにしてもpotato eatersというチーム名に恥じない食卓。。ほんとジャガイモしかないっ。。



空気も土も水も服も家の中も、ぜーんぶ寒い中、自分で畑で芋を掘り起こして、せっせと洗って煮て、来る日も来る日も芋ばかり食べてるのだろう。電気も無いから、外は午後4時で真っ暗、ロウソク一本だけで静かに夕飯を食べてるのだろう。今日も暗いね、とか天気悪いね、とか寒いね、とか話をしてるんだろうか。笑。うまい肉も、美味しいバターも無く、テレビも音楽も無い食卓。オランダに一年住んだことがある人なら、この季節の暗さは分かる。当時気が滅入る人は居なかったんだろうか、、と思ってたら、potato eaters達の顔が力強いのが目にはいった。



めっちゃ元気にやってます!

うーん、きっとこれくらいの時代から、いやそのずっと前から、きっとオランダ人は、何の物質的な贅沢なくとも、家族や友人と一緒にいることだけで、幸せを感じ生きていくることができる人種でいるんだろう、とふと思った美術な一日。日本に帰っている妻と娘に会いたいなと、思いながら美術館にさよなら。




なお、今日、星座占いが12位で"美術に触れましょう"、って書いてあったからって小学生みたいな動機で美術館に行ったということはブログだけに書いておきます。。w