あこがれの船舶免許を知りたい -2ページ目

あこがれの船舶免許を知りたい

あこがれの船舶免許を知りたい

 

小型船舶免許には操縦できる船舶や航行範囲別に3つの免許があります。最も小さな船舶に適用される特殊小型船舶免許は水上バイク専用になっており、航行範囲は2海里以内になっています。また、海だけでなく湖や川なども航行できるのが特徴の免許です。次に小さな船舶に適用されるのが2級小型船舶免許です。この免許では5海里までの航行が認められており、操縦できる船舶は20t未満・全長24m未満に定められています。最後に最も広い航行範囲となっているのが1級小型船舶免許です。この免許はすべての海域の100海里以内が航行範囲となっています。そのため、海外の海でも船舶の操縦が可能となります。小型船舶免許はいずれの級も国家資格なので国家試験に合格すると免許を取得することが出来ます。国家試験には、海上交通ルールや海図でのチャートワークが出題される学科試験と基本的な操縦技術やロープワークなどが出題される実技試験があります。学科試験は4択1式で出題され、マークシート方式で回答します。また、学科試験の合格基準は各科目50%以上をクリアした上で全体で65%以上となります。実技試験は実際の船舶で実施され、試験員が操縦技術や離着岸などについてチェックしていきます。すべての試験に合格して身体検査もクリアしたら合格証明書が発行されるため、これを運輸局に申請すれば免許が交付されます。交付された免許は5年間の有効期限が設定されていますが、更新講習を受けることで更新手続きを行うことが出来ます。