カタクリは珍しい野草ではなくて、日本中の林などに今頃は咲いているようです。

今は見かけませんが八百屋で春の山菜として売っていた時もありました。

では家の庭に咲かせるのは簡単かというとそうでもなくて、いろいろと工夫しても消えてしまいます。

 

ある時私の撮ったカタクリの写真を見て東北出身の人が、「色が薄いね、こんな色ではないよ」言われたことがあります。

写真で見ると東北地方のカタクリは確かに色が濃いようです。

実物を見てみたいと思いながらまだ実現していないのが残念です。

 

東京でも自生地を保護している所が多いので、カタクリはそう珍しくはないのですが、色の薄い花が多いです。

「色の濃い花を」というのが私のカタクリの写真の狙いなのです。

 

コロナのせいでここ数年間はカタクリの花の写真を撮りに出かけなかったので、サクラの開花を見てあまり知られていない内緒の場所に出かけました。

東京から秩父(埼玉県)に向かう西武線が通る正丸峠の手前の山里です。

 

ちいさな丘の斜面に群生しているのですが、残念ながら少し遅かったようで、見ごろはとっくに終わった様子でした。それでも頑張って撮った写真です。

 

 

 

 

 

おまけはヤマエンゴサクです。カタクリの斜面の下の方に群生して、今が見ごろでした。アズマイチゲの葉が群生しているのもいくつか見つけたので、忘れなければ来年は見に来ようと思ったのでした。