天気予報によると冬はすぐ近くにという感じですが、庭ではキクが見ごろです。

上はお気に入りの嵯峨菊です。京都嵯峨大覚寺の伝統ある栽培とはほど遠く適当に自分の好みに栽培しています。

 

嵯峨菊をはじめ江戸菊・伊勢菊といった地域密着の中菊はその地域に行かないと花を見たり苗を手に入れるのが難しいのが難点ですね。東京で大菊の展示会に行くと江戸菊は見られ、その苗は手に入りますがその他は無理という具合です。もっと普及したら楽しみが増えると思うのですが。

 

 

 

 

 

これはアシズリノジギクです。足摺岬(高知県)の辺りに自生しているそうです。葉の裏に白い毛が密生していて、表から見ると葉に白い縁取りがあるように見えます。花には品があって好きな花の一つです。

 

花は径3cm弱、鉢植ですが今年はうまく咲いてくれました。地面に下すと全体がもっと大きく育つと思います。

 

 

 

 

 

 

これはナカガワノギクです。徳島県の那賀川のあたりに自生するそうで、大変元気が良く地面に下したら大きく育ちました。花は径5cm前後でやや大きく、蕾の時は赤いです。

 

 

 

 

これはイソギクです。海辺に自生するので磯菊でしょうか。舌状花のない花で、葉裏の白い毛が表からは縁取りのように見えます(白い毛が縁取っていると言った方がいいのかもしれません)。東京・千葉・神奈川・静岡の海岸に自生するそうなので、あまり知られていないかもしれません(園芸品が出回っているかも?)。地面に下すとずいぶん大きくなります。

 

 

 

 

最後はカンラン(寒蘭)です。宮崎県産で寒い屋内によい香りが漂います。もう40年以上もわが家で生をつないでいます。感謝です。