春にキンランやギンランがたくさん咲いていた近くの林に行ってみた。

わりと広い林なのだが、住宅地に残された林はいかにも寂しい。

草に覆われた小径を辿ってもあまり花の姿をみることもない。

 

しかし足元をよく見るとリンドウだけがあちこちに姿を見せていた。

細い茎が大きな花の重みに耐えられず、どれも横倒しの姿で花をつけている。

都会の林に秋を知らせてくれる花の姿を暫し楽しんだのだった。