「真冬並みの寒い日が…」と天気予報がしきりに言っていますが、秋から冬へと庭も寂しくなっていきます。それでも草木の彩りが目を楽しませてくれます。

 

最初はモミジの自然の実生で、まだ小さい木ですがきれいに紅葉しました。親は大原の三千院の庭で拾ってきた種を庭に蒔いて育てた木で、いろいろな思い出と重なります。

 

次はユキヤナギの紅葉です。これも庭で自然に芽生えた2~3本を土をつけた石に植えたもので、今では何本にも増えて小さいながら最近の寒さにきれいに紅葉しました。根元は苔に覆われてダイモンジソウやバイカオウレンが植えてあります。

 

 

 

 

 

 

 

北向きの玄関前のツワブキです。今年は花がいくつも咲いてくれました。九州出身の近所の方が、「フキといえばこれで、よく食べました」というのを聞いて驚いたことがあります。東京育ちの私は食べたことがなかったからです。

 

次はアシズリノジギクです。肉厚の葉と端正な感じの花のバランスが良く、気に入っています。四国の足摺岬辺りに自生しているそうですが、庭では土か気候が合わないのかあまり元気がないのが心配です。

 

庭では毎年11~12月頃にサラシナショウマの花が咲きます。あまり大きくならないので、きっと土も気候もあまり合わないのでしょう。それでも枯れることなく、毎年花を見せてくれます。

 

 

 

 

カンランも咲いてくれました。手に入れてからもう30年は超えますが毎年花を見せてくれます。香りも。葉は覆輪で宮崎県の産のようです。凝ると面倒をみるのが大変なのでこれだけを大切に育てています。

 

 

 

 

 

スイセンの花つきが今年はいいようでうれしいです。早速いくつか切って玄関に飾りましたがいい香りが漂っています。

 

スノードロップが早くも蕾を見せています。早春の花と言われていますが、わが家では冬の花です。どちらも花の寿命が長いのは、冬の寒さのためでしょうか。