(浅草寺境内散歩 続き)

 

松尾芭蕉の句碑は各地にあるので珍しくはありませんが

浅草寺境内でも江戸時代の句碑を2つみつけました。

 

くわんをん(観音)の いらか(甍)見やりつ 花の雲 はせを

 

芭蕉103回忌の1796 寛政 8年に建てられました。

だいぶ痛んでるので文字はよく読めませんが

芭蕉の姿が描かれているのが珍しいですね。

 

 

 

 

 

こちらには3人の句が刻まれています。

 

(西山)宗因 ながむとて 花にもいたし 頸の骨

(松尾)芭蕉 花の雲 鐘は上野か 浅草か

(榎本)其角 ゆく水や 何にとどまる のりの味

 

3代の俳人競作の感がありますが、1809 文化 6年に建てられました。

芭蕉の句にはどちらにも “花の雲” がありますね。

 

 

 

 

 

芭蕉の句にある時の鐘です。

境内の弁天山にあり、1692 元禄 5年に鋳造されました。

 

いささか季節が先走っていますが

飛鳥山や隅田川堤に桜を植えて憩いの場にしたのは

8代将軍徳川吉宗の時代と伝えます。

 

コロナ禍が収まってこの春には花見が楽しめるといいのですが。