1954 昭和29年5月戦争写真家ロバート・キャパ1913~54)は日本に滞在していた。写真雑誌 『カメラ毎日』 の創刊記念に招待されて日本での休日を楽しんでいたのだが、『ライフ』 誌の要請によって急遽インドシナ戦争取材のためにベトナムに飛び、25日に誤って地雷を踏んで亡くなった。今日はキャパの66年目の命日にあたる。

 

 『ロバート・キャパ写真集』(2017、岩波文庫) の序言でICP(国際写真センター)の館長が次のように書いている。

 

「その独特なスタイルで、ジャーナリズム、映画、出版、政治などの異なった分野と写真との相乗効果を生みだし、写真ジャーナリズムも一つの芸術となり得るという認識を広めました。彼の代表作は、戦争のために人びとがはらった代償を象徴し、紛争を写した写真に対する一般的な認識に変革をもたらし、その新しい基準となったのです。」

 

 今日はキャパを偲んで、彼のよく知られた作品の一つであるフランスのシャルトルでの “頭をそられた女性と群衆”(写真上) を撮った写真をめぐって書いた過去記事をリブログします。

 

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