誠実に過ごすと決めても時に傷つくことがある。



素直さを受け入れてもらえず苦しんだ時もあった



 「自分」の軸を持つ、
 一体どうゆう意味だ?



嫌なこと「イヤ」と伝えることなのか?



世の中に流されないよう懸命に生きようとする程、流されていく自分に嫌悪感だ………。



―この場に居る俺は誰―



彰は咲の注文であるシャンパンコールを盛り上げながら考えていた。



『柊さん!この最高級ブランデーに相応しい美女との出会いをありがとうございます!まずはロゼ頂きまーす』



「彰、咲からお前へ、心のプレゼントでもあるんだ。姫様に感謝しろ!」



―うるせぇ、シャチホコに言われたかねーよ!―



咲とレナの席には多勢のホスト達が集い、マイクトークと飲みのパフォーマンスで賑わいをみせる



―やべぇ、ルイタワーまで、胃が持たねぇ。ぐるぐる酒がまわる………―



「おい、彰!姫様の前でみっともない飲みはすんなよ!」



―ふざけんな、シャチホコも飲めよ―



「柊♪咲は貴方の飲むところもみたいな♪」



―彰って子、だいぶ、まだ弱いわね。いま完全に潰れたら、シナリオがつまらなくなるじゃない―



咲は、柊に酒を勧め彰を酔わせないように配慮した。



NO.1柊の飲みに沸き上がる歓声………。



    そんな中
 シャンパンコールを
 初めて間近で体験した
レナは驚きと共に感動していた。



―すごぉい!彰さん格好いいッ!

あ、柊さんも強いんだぁ!うわぁ、ドキドキが止まらない―



(お婆ちゃん、レナは今最高な気分だよッ!)



彰は満面の笑みを浮かべるレナに、カッコ悪い自分は見せたくない一心で、気丈にピースをしてみせた。



―本当の俺が消えそう―