僕は帰れない。


扉が開いていた。


僕はそこから自由の世界に飛び出した。


自分の家を振り向かず、ただ走り続けた。


そして知らない場所にいた。


急に心細くなった。


楽しすぎて訳もわからず走り続けたから、僕は帰る家を帰る道を覚えていない。


もう、僕の匂いも消えかけている。


どうしょう。


お母さん助けて。


お母さんの言う通りにしてたらよかったです。


僕は、僕はこのままお家に帰れそうもありません。


もう、お母さんに会えないでしょう。


ご飯もらえません。


お水ももらえません。


僕はバカでした。


お母さんの言っている事を上の空で聞いていました。


その罰が当たりました。


もう帰れません。



もう帰れません。


お母さんの待っているお家に。



暖かい場所に行くことが出来ません。


さようなら、お母さん。


ごめんなさい、お母さん。


僕はここで・・・・