みなさん、おはようございます〜〜
多肉です。
続きです。
力也は焦った。
こんなガキにプロの俺が互角では、格好がつかない。
少し揺さぶってこいつを痛めつけなければ。
その時が来た。
ヨシズミが背中を見せた。
その隙を見逃さなかった。
強烈なチョークスリーパーで、ヨシズミを締め上げた。
ヨシズミは苦しいが、ギブアップはしない。
堪えて堪えて耐え忍んだ。
この試合は反則もカウントされない。
その為どんな事をしても大丈夫なのだ。
ヨシズミは力也の股間に肘を思いっきり食い込ませた。
グフッ、力也はもんどりうった。
ヨシズミは力也の後頭部に延髄蹴りをお見舞いした。
力也はマットに受け身も出来ずにあおむけに倒れた。
ヨシズミは腕ひしぎ十字で責め立てた。
しかし力也もプロ、柔らかい関節を生かし、スルッと決めやられた腕を解放して、反対にヨシズミに腕ひしぎ十字を決めた。
ヨシズミの苦悶する顔が、ムウは少し気の毒になった。
膠着状態が続き、お互いのスタミナもかなり切れかかった時、麗子の側にいた連中がリングになだれ込んで来た。
つづく
読んで下さいまして、ありがとうございます。
ミャア〜