みなさん、おはようございます〜〜
ティアラです。
その日から、ヨシズミはぱったりムウの教室に来なくなった。
あれ程毎日来てはチョッカイされていたのに、急に来なくなるとなんだか物足りない。
そんな気持ちが湧いて来た。
ダメダメ、何を思っているの私は。
ヨシズミは敵よ、そんな感情を持つ事自体が間違ってるわ。
ムウは正気を取り戻した。
クラスでは相変わらずムウに対する嫌がらせは続いているが、ムウは全く気にもしていない。
それよりもヨシズミの対決の方で気持ちは一杯。
そんなムウを見ている麗子は、綺麗な顔がだんだん醜くなり、周りから避けられるようになって行った。
そうなるとこれもムウが原因だと、もっともっと逆恨みが大きくなり爆発する。
もう、入学式の時の麗子の面影はない、ただの嫉妬に狂った鬼の顔に成り下がっていた。
ムウはそんな麗子に、優しい言葉をかける。
どうしたの、最近の貴女は顔色が悪いわ。
何か困ってる事があるのなら、私に言ってね。
麗子は
ムウの優しい言葉を聞き流し、ワザと悲しい顔で演じる。
こうなったのも
お前のせいなんだよ、気づけよな。
心の中で毒づいていた。
その頃ヨシズミはどうしていたか。
そう、彼は小学校からやっていたレスリングを極める為、極限まで追い込んでいた。
一流のアマレスに教えを請い、プロレスラーから技を吸収。
その甲斐あって、目まぐるしい飛躍を見せていた。
どんな奴か来ても負けない自信。
早く決着をつけたい衝動に駆られていた。
もう少しの辛抱だな。
その日までにMAXに持っていくぞ。
ムウはヨシズミのそんな状況も知らずに、呑気に過ごしていた。
力也も同じで、素人だから、適当にあしらって終わりだと。
あっという間に1ヶ月が過ぎ、とうとうその日がやって来た。

