ビッグバスのパターンフィッシングについて良く聞かれるのですが
俗にいうパターン=再現性
という感じには全く考えていませんし、そんなもんほぼ皆無な出来事だと思ってます。
でもパターンフィッシングと言われる基礎となる部分は大事にしてます。
例えば、自然条件やベイトフィッシュの有無といったことで
釣りをする当日は魚は探していきますし
考える軸になるのは季節によるバスの行動を予測するシーズナルパターンでもあります。
ただ、少数派のデカバスを探す上で
フィールドの大部分のバスのシーズナルな行動を基準にするのではなく
そいつらから漏れる個体を季節を前後させながら仮説を立てるって感じです。
なので再現性なんて求めてたら毎釣行のたびに心が折れて
ストレスで病院送りになることは目に見えてます(笑)
琵琶湖のような50UPの密度が関東よりも高いフィールドでさえ50~60が続けて釣れるような
再現性のあるパターンなんて早々ないのに(あったとしてもかなり限られた条件下)
ビッグバス密度の低いここ千葉県でパターン=再現性のある釣りを目指していると
宝くじを当てるくらいの確率になる
になっちゃうからです。
それよりも、ビッグバスを狙っていく際に最も大事なことは
魚の生態をより深く知るってことですかね。
ある基準を境に同じバスでも全く違う生き物になります。
そこを理解しつつ、意図的に49cm以下のバスを避けるような釣りをするわけですが
ただ単にデカいルアーをストイックに投げてればいつかは釣れる、、、
というバクチ要素満載の釣りと誤解されがちですが
ここ千葉県内のフィールドでさえ、ある程度狙って釣ることは可能なんです。
もちろん、アベレージに比べて確率は低いです。
フィールド全体で20~30%の確率で50UPがいるんだとしたら
そいつらを70%くらいの確率で狙えるという勘定で釣りをしてます。
結局釣れる確率は凄く低いのは確かですけどね(笑)
で、アベレージサイズとデカい個体の差っていうのは
季節によって明確な場合とそうでない場合とありまして
例えば、スクール。デカいヤツ程スクールの最前列にいそうなイメージがありますが
実は後方で虎視眈々と若手のバスが体力使って追い回して
逃げた獲物を楽に捕れる位置で狙ってたり
あるいは、捕食直後のバスそのものを狙ってたりします。
高カロリーの物を好んで食べる「バス」を食べるのが一番効率がいい
ということを知ってる個体もおるわけです。
また、カバーや地形に留まる居着きくん
よく言われる体力のあるヤツほど一等地を陣取る!
というのは紛れもない事実ですが
実はよほどの好条件でない限りスポットにずっと留まることはなく
狭い範囲内のエリアに留まるという解釈をしています。
そこで重要になってくるのがタイミングとレンジ
タイミングに関して一言でいうと経験というしかありません。
シャローにあがったタイミングを狙うのか
ミドルレンジに留まっている半ニュートラルの状態を狙うのかは
人によって考えやイメージは違いますしそれを自分なりに見つけて
時々勘違いな満足感を味わえるのがバス釣り最大の楽しみだと思うので
そこは釣り人のフィールドに出た数としかいいようがないです。
フィールドじゃなくてメディアやWebで勉強してるつもりの
人の釣り見てゴシップばっか垂れてる輩には一生釣れませんが
それはおいといて、、、ここではレンジのお話。
おそらく皆さんも嫌というほどご存知なように
魚が自然条件に対応するためにとっているレンジと
人的なプレッシャーのためにとっているレンジがあります。
これはビッグバスも同じですが、魚が安心できるレンジというのが必ずあり
そこにサイズを選り分ける大きなカギがあります。
立ち木のような縦ストを他の魚とシェアしあってる場合も
自分にとって好都合なレンジを優先的に支配できるのが
デカい個体というケースは多々あります。
また、その場合ベイトフィッシュレンジよりも
安心できるレンジを優先している場合が多かったりします。
で、人がいなくなったタイミングで捕食開始したりするやつもいれば
人が嫌がる場所で捕食したりするやつもいます。
狙ったサイズがベイトレンジにいてくれれば楽なんですが
安心レンジにいる場合は大きくアプローチ方法が異なってくるので
まずはここを見極めることがサイズを選ぶときに大切なこと。
言うは易いですが、、、難易度は多少お高いです。。。(笑)
でもウルトラ下手クソな僕でもできるわけですから
本当にデカいのを釣りたい人はパターンフィッシングという固定概念から大きく外れてみて
自分の目で見て感じて、自分の釣りを組み立ててみるだけです。
ただ単に意識を変えていけばいいだけです。