逆さまの月無意識に背を伸ばした葉脈は光合成を忘れからから乾い てしまった朧に竹林を見渡して節目をひとつまたひとつなぞってみる逆さまの外灯と逆さまの月明かり行き場を失くして潤して故郷を見上げ街を見下ろしてまたくいしばり水神よ対岸にある瞳をなぜ映さない今すぐ飛び越えたくてざわざわざわめき立つけれど風神よあと一刻だけ私にください切り落とせば小判が零れるのだろうか今宵こそ月に旅立ちたいよ