今日はプリスクールに行く前、午前中に「ペインティングしたい。」というので、
テーブルにセットしてあげました。

いつものとおり、赤、青、黄プラスちょっとだけ白のテンペラを、製氷皿にいれ、
テーブルの中央にはいろいろな種類の筆が入ったジャーを置き、雑巾、紙、そして筆洗をセット。
(本当はテンペラを使うなら、水は必要ないのだけど、レイちゃんのためにいつも用意します)

昨日の日記にて触れた学びのスタイルを、今日は目の前で観ることができ、
なんだかワクワクしてしまいました。

というのも、える君の方は紙をもらったら、まず一度はそのままの色を使って確かめるように線や形を描き、
その後少しづつ冒険するかのように色を混ぜ合わせ、その色を使って何かを描きます。
そして、最終的には自分の紙の上にはきれいに色や形・模様が描かれているかどうかを
一番気にしながら作業しています。途中で、野菜クズなどを使ってハンコ遊びも入りましたが、
そのときにも模様をキレイに作ることに夢中でした。
ちびみかんのアンスクーリング日記

それに対して、レイちゃんのほうは紙をもらってもまず先に、テンペラを混ぜ合わせて、
それを筆にとり、水の中につけました。透明の水がさっと変化することが楽しいんです。
そして、また筆をテンペラの中につけて、ぐるぐるぐるぐる・・・と紙の上で滑らせては、
また水の中に筆を入れてかき混ぜます。それから、今度は手を塗り塗りして手形を作ったり、
手と手をこすり合わせてはテンペラの作るぐちゃぐちゃ~という音を楽しんだりしていました。
そして、「ちゃるちゃる~♪」とその音を自分の言葉にして楽しんだりも^^
ちびみかんのアンスクーリング日記


思う存分に楽しんだ後は、自分で「もう終わり♪」といって2人ともそれぞれのタイミングで終了しました。
こっちが時間を設定したりしなくても、満たされればそれぞれに切り上げ時がわかっているものです。
2人が同じことをしなくても、どちらか一方が顔を塗って紙に顔型を作ったとしても、
満足できる作品を作りたいために丸1日中同じことをしていても、家でするならまったく問題ナシですね。

私は子供達に、自分達の納得できるやり方で、満足するまで遊び、学んで欲しい。
そういうことの積み重ねで、新しいことにもポジティブに取り組める力がつくのだと思うし、
自分達が次に進むステップみたいなものがわかるようになるのだと思います。